編制
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編制(へんせい)とは、個々のものを集めて団体を組織すること。
意味
[編集]編制とは、日本の軍隊用語の1つであり、天皇の命令、つまり勅令によって定められた国軍の永続性を持った組織形態のことである。
平時においては「平時編制」とされ、戦時には「戦時編制」とされた。 また、日本以外で君主制やそれに類する制度を持たない国の軍隊であっても、国軍の永続性を持った組織形態であれば日本語の「編制」をあてて呼んでいる。例えば米陸軍であればTOE(Table of organization and equipment)が編制にあたる。
編制では隷下部隊の種類と数、それぞれの階級別将兵数が職務や特技と共に規定され、さらに、保有する兵器・機材の種類と数が定められている[1]。
編成と区別するために、「へんだて」と発音されることがある。(制の部首である立刀=りっとうより)
→詳細は「編成」を参照
編制と異なり「編成」(へんせい)は、一時的な組織構成や編制された部隊を半永久的に組み合わせることを指す。 英語での"tactical organization"や"formation"が編成にあたる[1]。
編制と区別するために、「へんなり」と発音されることがある。
出典
[編集]- ^ a b 高井三郎著 『現代軍事用語』 アリアドネ企画 2006年9月10日第1刷発行 ISBN 4384040954