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総武都市開発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
総武都市開発株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 東京都江東区木場1-4-12
(登記上の本店:東京都千代田区神田錦町3-13-7)
設立 1959年(昭和34年)12月8日
代表者 社長 小宮山義孝
資本金 1億円
主要子会社 総武流山電鉄[注釈 1]
軽井沢森泉ゴルフクラブ
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総武都市開発株式会社(そうぶとしかいはつ)は、かつて存在した東京都ゴルフ場事業会社である。

概要

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平和相互銀行の創業家である小宮山ファミリー企業の1社で、太平洋クラブと共にファミリー企業の中核にあった[1]

サントリーオープンの会場でもあり、チャンピオンコースとしても名高い「総武カントリークラブ」(千葉県印西市)や、「スプリングフィルズゴルフクラブ」(茨城県筑西市)を過去に経営していた[2]

経営破綻

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2007年4月3日、同社と子会社の軽井沢森泉ゴルフクラブが、東京地方裁判所民事再生法による再生手続開始を申請(負債額は同社のみで約386億円、2社合計で約539億円)。その後、反対する会員(債権者)から会社更生法による会社更生手続開始の申請されるなどしたが、再生計画が債権者により承認され、裁判所が認可、会社更生手続きについては棄却[注釈 2]。パシフィックゴルフグループインターナショナルホールディングス(現・PGMホールディングス)子会社のパシフィックゴルフプロパティーズ株式会社が、再生スポンサーとなり、事業の再建がされることとなった[3]

再生計画に基づき、2008年6月2日に総武都市開発は会社分割を行い、ゴルフ事業を新設分割会社「総武カントリークラブ株式会社」に移管。それと同時に、「総武カントリークラブ株式会社」の全株式を、パシフィックゴルフプロパティーズ株式会社が取得し、子会社化。各ゴルフ場の運営は、同じくパシフィックゴルフグループインターナショナルホールディングス子会社のパシフィックゴルフマネージメント (PGM) が手がけることになった。

その後、総武都市開発株式会社は、債権者に対して配当を実施し、2008年12月に清算を終了して解散した。

子会社

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子会社として、次の2社を有していた。

  • 株式会社軽井沢森泉ゴルフクラブ
    長野県北佐久郡御代田町所在の「軽井沢森泉ゴルフクラブ」を運営。経営破綻後、リゾートトラストグループがスポンサーとなり、2008年に「グランディ軽井沢ゴルフクラブ」に名称変更。
  • 総武流山電鉄株式会社
    千葉県で鉄道路線「総武流山線」(馬橋駅 - 流山駅間)を経営。総武流山電鉄は、総武都市開発株式会社倒産後の2008年8月1日付で、「流鉄株式会社」と商号変更し[2]、経営する路線も「流山線」と改称した。

脚注

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注釈

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  1. ^ 子会社だった当時は、流鉄に改称する前。
  2. ^ 再生計画認可に対しては、会社更生手続の適用を申し立てている会員らから即時抗告がなされたが、東京高等裁判所で却下され、2008年4月1日に再生計画認可が確定。

出典

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  1. ^ 『銀行の墓碑銘』p.488
  2. ^ a b 『銀行の墓碑銘』p.522
  3. ^ http://www.floragolf.co.jp/chibasoubu.htm

参考文献

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