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網走まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
網走まで
作者 志賀直哉
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 短編小説
発表形態 同人雑誌掲載
初出情報
初出白樺』1910年(明治43年)
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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網走まで」(あばしりまで)は1910年明治43年)に志賀直哉によって書かれた短編小説武者小路実篤らと創刊した同人雑誌「白樺」に掲載された。簡潔な文体や、好悪の感情の率直な表現など、後年の作風の特色がよく表れている作品とされる[1]

あらすじ

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上野駅から青森行きの汽車に乗った自分は、男の子を連れて赤子を背負った若い上品な母親と同席する。自分はその母親の男の子の醜い容貌、粗暴な言葉に嫌悪感を抱き、不幸そうな母親に同情する。彼女は北海道網走まで行くという。自分はこの女性の境遇や運命に思いを馳せつつ、宇都宮で下車する。

脚注

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  1. ^ 『新訂国語図説』京都書房、2019年版、222頁 参照