コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

親鸞 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
続 親鸞から転送)
親鸞
監督 田坂具隆
脚本 成沢昌茂
原作 吉川英治
製作 大川博
出演者 中村錦之助 (萬屋錦之介)
中村賀津雄 (中村嘉葎雄)
丘さとみ
岡田英次
千田是也
音楽 伊福部昭
撮影 坪井誠
編集 宮本信太郎
製作会社 東映京都撮影所
配給 東映
公開 日本の旗 1960年6月21日
上映時間 147分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 続 親鸞
テンプレートを表示
続 親鸞
公開 日本の旗 1960年9月27日
上映時間 128分
前作 親鸞
テンプレートを表示

親鸞』(しんらん)は、1960年(昭和35年)6月21日公開の日本映画である。東映製作・配給。監督は田坂具隆、主演は中村錦之助 (萬屋錦之介)カラー東映スコープ、Westrex RECORDING SYSTEM、147分、映倫番号:11716。

吉川英治の同名長編小説の映画化作品で、親鸞の姿を描いた伝記映画[1]日活から東映へ移籍した田坂監督の第1作でもある。

同年9月27日に続編となる『続 親鸞』が公開された。128分。こちらについても本記事にて記述する。

あらすじ

[編集]

スタッフ

[編集]
  • 監督:田坂具隆
  • 製作:大川博
  • 企画:坪井与、辻野公晴、小川貴也
  • 脚本:成沢昌茂
  • 原作:吉川英治
  • 撮影:坪井誠
  • 音楽:伊福部昭
  • 照明:和多田弘
  • 録音:石原貞光
  • 美術:桂長四郎
  • 編集:宮本信太郎
  • 記録:田中美佐江
  • 装置:舘清士
  • 装飾:中岡清
  • 美粧:林政信
  • 結髪:桜井文子
  • 衣裳:三上剛
  • 擬斗:足立伶二郎
  • 進行主任:池田利次
  • 和楽:望月太明吉
  • 舞踊振付:藤間勘五郎
  • 装飾考証:高津年晴
  • 衣裳考証:甲斐荘楠音
  • 美術考証:鈴木孝俊

キャスト

[編集]

親鸞

続 親鸞

製作

[編集]

主役の親鸞には、当時東映と契約していた三國連太郎を予定していたが[2]、制作サイドと解釈の違いで揉め[2]、最終的に東映京都の守衛所で田坂監督とプロデューサーと大喧嘩になり、役を降りた[2]。解釈の違いは三國は鎌倉仏教が実践的で庶民的なものと考えていたが、脚本段階では隠微なものを通して親鸞が偶像になっているように感じたという[2]。三國はこのときの後悔から自身で少しづつ親鸞と鎌倉仏教の研究を続け、この22年後の1982年5月に毎日新聞社から『白い道』第一巻(上・中・下)を刊行し、以降も親鸞関係の著書刊行を続けた[2]。趣味を兼ねたものではあるが、取材費は全て自腹で計3,000万ぐらいを費やしたという[2]。1987年には自身が初監督し『親鸞 白い道』を製作している。

同時上映

[編集]
『親鸞』
『続 親鸞』

ネット配信

[編集]
『親鸞』
  • 「東映時代劇YouTube」登録者30万人突破・設立2周年を記念して配信。
『続 親鸞』
  • 現在のところ未定

脚注

[編集]
  1. ^ 親鸞 - allcinema、2015年3月2日閲覧
  2. ^ a b c d e f 浅野恵子「マンスリー・フェイス うわさの人 大作『白い道』を書き下した三国連太郎の巻」『噂の眞相』1982年7月号、噂の眞相、36–37頁。 

外部リンク

[編集]