細野みち子
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細野 みち子(ほその みちこ、1942年[1] - )は、日本の漫画家。貸本や初期の『週刊少女フレンド』等で主に1960年代から1970年代前半まで活動した。
代表作は『おはようエルザ』『金メダルへのターン』など。『金メダルへのターン!』はテレビドラマ化もされた[2]。
経歴
[編集]『白鳥少女』(中尾明原作)で人気を得たのち、1965年から『おはようエルザ』の連載を開始する[3]。失明してしまうことになる少女さぎりと、コリー犬エルザとの友情を軸に、メロドラマ風に展開する物語は、エルザの愛らしさもあり、全国に「エルザの会」ができるほどの人気を呼んだ[3]。他に美容室ものの『エルちゃん美容室』、スポ根ものの『金メダルへのターン』など[3]。
作品リスト
[編集]- 虹は遠くても(原作:山浦弘靖)
- 亜子(原作:深沢一夫)少女フレンド、1964年
- 白鳥少女(原作:中尾明)少女フレンド、1964年
- おはようエルザ(原作:原淳一郎)少女フレンド、1965年-
- おもちゃのプリンセス(原作:寺島アキ子)1966年-
- エルちゃん美容室(原作:福本和也)少女フレンド、1967年
- エルちゃんのロマンス天使(原作:竹淳)少女フレンド、1967年
- ひとりぼっちのしあわせさん(原作:宮川一郎)
- リカちゃんトリオ(原作:中尾明)少女フレンド、1968年
- 金メダルへのターン(原作:津田幸夫)少女フレンド、1969-1970年
- ゆびきり
- 友情の木かげに
- あすを呼ぶ歌
- お姉さんっ子
- 花の日記帖から
- 母ときた道
- しらかば先生
- 母
- ごめんねお姉さん
- 桜のしらべ
- 心の旅路
- エリーナのいのち
- 母のひとりっ子
- 悲しき日の友
- 殺し屋とちびっこ
- 湖底の子守歌
- 母の花道
- ママをくれた人
- お母さんの手
- さよならの歌
- アルプスの友
単行本
[編集]- 『虹は遠くても』全2巻、山浦弘靖原作、若木書房、1968年
- 『おはようエルザ』全3巻、原淳一郎原作、朝日ソノラマ〈サンコミックス〉、1970年[4]
- 『金メダルへのターン』全4巻、津田幸夫原作、講談社コミックス、1970年
脚注
[編集]- ^ 細野, みち子, 1942- - Web NDL Authorities (国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス). 2021年9月8日閲覧
- ^ 金メダルへのターン! - allcinema. 2021年9月8日閲覧
- ^ a b c 「新時代の人気作家たち - 細野みち子と北島洋子」『子どもの昭和史 少女マンガの世界II 昭和三十八年―六十四年』平凡社刊 1991年 ISBN 9784582942408 14頁
- ^ おはようエルザ 1-3 (サン・コミックス) | 書誌詳細 | 国立国会図書館オンライン. 2021年9月8日閲覧