細川亀市
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細川 亀市(ほそかわ かめいち、1905年(明治38年)3月2日[1] - 1962年(昭和37年)4月5日)は日本の法学者、歴史学者。元法政大学教授、元専修大学教授。専門は法制史、社会経済史。
略歴
[編集]香川県三豊郡麻村(現三豊市)に生まれる[1]。1928年3月、法政大学専門部第二部政治経済科卒業[2]。
1933年から法政大学で法制史[1]を講義[3]し、1936年に教授に就任する[3]。1945年、『日本獄制史論』で法政大学から法学博士の学位を授与される[4]。
1947年に公職追放されるが、1951年に解除される。1955年、専修大学教授に就任する。
著書
[編集]- 『明治初年の一向一揆』(和同社、1929)
- 『日本寺院經濟史論 中世寺領の研究』(啓明社、1930)
- 『日本原始共産体の研究』(白揚社、1931)
- 『農奴社会史考』(白東社、1932)
- 『日本寺領庄園経済史』(白揚社、1932)
- 『日本上代仏教の社会経済』(白揚社、1932)
- 『日本佛敎経済史論考』(白東社、1933)
- 『日本中世寺院法總論』(大岡山書店、1933)
- 『寺領庄園の研究』(東方書院、1934)
- 『上代貨幣経済史』(森山書店、1934)
- 『日本経済史の諸問題』(叢文閣、1935)
- 『寺社領庄園制度史』(東学社、1936)
- 『日本固有法研究』(南郊社、1936)
- 『日本政治史』(南郊社、1937)
- 『隣保制度史』(白揚社、1939)
- 『日本固有法の展開』(巌松堂、1939)
- 『日本法制史要講』(時潮社、1941)
- 『鎌倉幕府と江戸幕府』(日本放送出版協会、1941)
- 『近代日本外交史研究』(時潮社、1942)
- 『日本法制史大綱』(時潮社、1943)
- 『日本法理叢書 第20輯・第21輯・第22輯』(日本法理研究会、1943)
- 『日本固有法の精神』(大日本雄弁会講談社、1943)
- 『日本法の制度と精神-史的研究』(青葉書房、1944)
- 『日本近代法制史』(有斐閣、1961)
参考文献
[編集]- 『日本史研究者辞典』(吉川弘文館、1999)
注釈
[編集]- ^ a b c 『法政大学校友名鑑』法政大学校友名鑑刊行会、1941年5月25日、137頁。NDLJP:1461443/108。
- ^ 『法政大学校友名鑑』法政大学校友名鑑刊行会、1941年5月25日、164頁。NDLJP:1461443/208。
- ^ a b 『人事興信録 第15版 下』人事興信所、1948年9月1日、ホ5頁。NDLJP:2997935/165。
- ^ “Cinii Dissertations”. 国立情報学研究所. 2022年12月6日閲覧。