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紅いコーリャン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
紅いコーリャン
タイトル表記
簡体字 红高粱
拼音 hóng gāoliáng
英題 Red Sorghum
各種情報
監督 張芸謀(チャン・イーモウ)
脚本 陳剣雨(チェン・チェンユイ)
朱偉(チュー・ウェイ)
莫言(モー・イェン)
原作 莫言(モー・イェン)『赤い高粱
製作 呉天明(ウー・ティエンミン)
出演者 鞏俐(コン・リー)
姜文(チアン・ウェン)
音楽 趙季平(チャオ・チーピン)
撮影 顧長衛(クー・チャンウェイ)
美術 楊鋼(ヤン・カン)
製作会社 西安電影製片廠
配給 日本の旗 ユーロスペース東光徳間
公開 中華人民共和国の旗 1987年
日本の旗 1989年1月27日
上映時間 91分
製作国 中華人民共和国の旗 中国
言語 北京官話
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紅いコーリャン』(あかいこーりゃん、原題:紅高粱)は、1987年製作の中国映画張芸謀(チャン・イーモウ)の初監督作品で、主演は鞏俐(コン・リー)。原作は莫言(モー・イェン)の『赤い高粱』。

概要

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「紅(あか)」を基調とした鮮烈な映像美が特徴で、神話的なエピソードを交えながら物語は語られる。特に強烈な色彩を強調した映像は、後の張芸謀(チャン・イーモウ)・鞏俐(コン・リー)コンビによる作品である『菊豆(チュイトウ)』『紅夢』『上海ルージュ』にも特徴的である。

この映画は、国外でも大きな反響を呼んだが、中国国内でも賛否両論が巻き起こり、「『紅いコーリャン』現象」と呼ばれるほどだった。中国映画史の中でも時代を画する作品の一つだと言える。第38回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したほか、百花奨金鶏奨でも最優秀作品賞を受賞している。

2018年には公開30周年を記念して2Kデジタル・リマスター版が上映された[1]

あらすじ

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1930年代末の中国山東省。私(語り手)の祖母・九児(チウアル)は、ラバ1頭で父に売られ、親子ほど年の離れたハンセン病患者の、造り酒屋の男の元に嫁ぐことになる。御輿で嫁入りに向かう途中、彼女は強盗たちに襲われるが、御輿の担ぎ手・余占鰲(ユイチャンアオ)に救われる。実家に里帰りして、再び嫁ぎ先に向かう道すがら、再び強盗が彼女を襲うが、その正体は余占鰲だった。お互いに惹かれあっていた2人は、コーリャン畑で結ばれることになる。やがて夫が行方不明となり、造り酒屋を継いだ九児は余と結婚。コーリャン畑で結ばれた日に身ごもった子供・豆官(トウコアン)も生まれ、幸せな日々が続くのだが、やがてそこに日本軍が侵攻してくる……。

キャスト

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  • 九児(チウアル)(私の祖母):鞏俐(コン・リー)
  • 余占鰲(ユイチャンアオ)(私の祖父):姜文(チアン・ウェン)
  • 羅漢(ルオハン):滕汝駿(トン・ルーチュン)
  • 豆官(トウコアン)(私の父):劉継(リウ・チー)
  • 私の曾祖父:銭明(チェン・ミン)
  • 禿三包(トゥーサンパオ)(匪賊の頭):計春華(チー・チュンホァ)

スタッフ

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  • 監督:張芸謀(チャン・イーモウ)
  • 撮影:顧長衛(クー・チャンウェイ)
  • 作曲:趙季平(チャオ・チーピン)
  • 美術:楊鋼(ヤン・カン)
  • 脚本:陳剣雨(チェン・チェンユイ)、朱偉(チュー・ウェイ)、莫言(モー・イェン)
  • 原作:莫言(モー・イェン)『赤い高粱
  • 製作:呉天明(ウー・ティエンミン)

脚注

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  1. ^ “世界を驚かせたベルリン金熊賞の映画「紅いコーリャン」、公開30周年で2Kデジタル・リマスター版を上映”. 中国: Record China. (2018年10月10日). https://www.recordchina.co.jp/b651974-s0-c70-d0044.html 

外部リンク

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