粟谷明生
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粟谷 明生(あわや あきお、1955年(昭和30年)9月30日 - )は、シテ方喜多流能楽師。粟谷菊生(人間国宝・芸術院会員)の長男。
概要
[編集]粟谷菊生の長男として東京に生まれる。父及び、十五世喜多実、友枝昭世に師事。
粟谷能の会同人。大阪大学、東北大学能楽部の能楽指導にもあたる。
また、能楽の普及のため、2014年から初心者向けの講座を開催し、受講者は2017年現在、のべ400人にのぼる。
重要無形文化財総合認定保持者。社団法人能楽協会会員。公益法人十四世喜多六平太記念能楽堂財団理事。
主な略歴
[編集]- 1959年(昭和34年)「鞍馬天狗」花見にて初舞台(シテ粟谷菊生)
- 1963年(昭和38年)「猩々」にて初シテ
- 1982年(昭和57年)「猩々乱」
- 1986年(昭和61年)「道成寺」
- 1995年(平成7年) 「翁」
- 1999年(平成11年)「安宅」
- 2007年(平成19年) 「三輪」神遊
- 2009年(平成21年)「石橋」連獅子
- 2010年(平成22年)「定家」
- 2012年(平成24年)「景清」
- 2015年(平成27年)「正尊」
- 2017年(平成29年)「石橋」一人獅子
- 2018年(平成30年)『卒都婆小町』披く
著書
[編集]- 「粟谷菊生能語り」(ぺりかん社、2007年)
- 「夢のひとしずく・能への思い」(ぺりかん社、2015年)
映像
[編集]- 『原典「平家物語」DVD 卷第五』「月見」(ハゴロモ、2002年)
- 『DVD能楽囃子「大和秦曲抄2」五体風姿』舞囃子「羽衣」(檜書店、2010年)
- 『道成寺』(平成26年3月粟谷能の会)NHK公開録画・放送