粕谷俊雄
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粕谷 俊雄(かすや としお、1937年 - )は、日本の海洋生物学者。元帝京科学大学教授。
人物
[編集]1937年[1]生まれ。東京大学農学部水産学科卒業、財団法人日本捕鯨協会鯨類研究所所員、東京大学海洋研究所助手、水産庁遠洋水産研究所底魚海獣資源部鯨類資源研究室室長、三重大学生物資源学部教授のち、帝京科学大学教授となる[2]。クジラ・イルカ・ジュゴンなどの水産哺乳類を研究対象としており、その生活史を研究し、保全管理の仕事に携わっている[2]。
1972年東京大学農学博士取得。論文の題は「鼓室・耳周骨の形態にもとづく現生歯鯨類の系統分類学的考察 」[3]。
著書
[編集]- R. H. Burne 粕谷俊雄訳 (1963). R. H. バーンによる鯨解剖の手引き. 鯨研叢書No.5. 鯨類研究所 [1]
- 宮崎信之、粕谷俊雄, ed (1990). 海の哺乳類 : その過去・現在・未来. サイエンティスト社. ISBN 4914903008 [2]
- 伊沢紘生; 粕谷俊雄 (1996). 川道武男. ed. 哺乳類. 日本動物大百科 第1-2巻. 平凡社. ISBN 9784582545517 ISBN 4582545521 [3]
- 高槻成紀、粕谷俊雄, ed (1998). 哺乳類の生物学. 東京大学出版会 [4]
- 粕谷俊雄 (2011). イルカ : 小型鯨類の保全生物学. 東京大学出版会. ISBN 9784130661607 [5]
論文
[編集]賞詞
[編集]- 日本哺乳類学会賞(第6回):2013年[4]
参考文献
[編集]- ^ 国立国会図書館(NDL)典拠データ検索
- ^ a b “ねこの目通信研究室訪問”. 2013年5月13日閲覧。
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ “2013年日本哺乳類学会各賞受賞者”. 2015年2月17日閲覧。