米塚古墳群
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米塚古墳群(よねづかこふんぐん)は、静岡県磐田市寺谷にある古墳群。9基が静岡県指定史跡に指定されている。
概要
[編集]静岡県西部、天竜川東岸の磐田原台地西縁に営造された古墳群である。円墳12基から構成され、そのうち9基が現存する。これまでに1969年(昭和44年)に2号墳・3号墳(現在はいずれも消滅)の発掘調査が実施されている。
古墳群のうち最大規模の1号墳(米塚古墳)は、直径40メートル・高さ6メートルを測る大型円墳である[1]。墳丘は2段築成[1]。墳丘表面では葺石が葺かれた可能性があるが、埴輪は認められていない[1]。墳丘周囲には幅7メートルの周濠が巡らされる[1]。埋葬施設は未調査のため明らかでない。築造時期は古墳時代中期の5世紀後半頃と推定される[2]。また発掘調査が実施された2号墳・3号墳のうち、3号墳からは玉類・鉄鏃・馬具・須恵器・土師器が検出されている[1]。
9基の古墳域は1979年(昭和49年)に静岡県指定史跡に指定されている[1]。
一覧
[編集]古墳名 | 形状 | 規模 | 備考 |
---|---|---|---|
1号墳 (米塚古墳) |
円墳 | 直径40m | |
2号墳 | 円墳 | 直径16.5m | 1969年発掘調査 墳丘は非現存 |
3号墳 | 円墳 | 直径20m | 1969年発掘調査 墳丘は非現存 |
4号墳 | 円墳 | 直径12m | |
5号墳 | 円墳 | 直径10m | |
6号墳 | 円墳 | 直径15m | |
7号墳 | 円墳 | 直径15m | |
8号墳 | 円墳 | 直径12m | |
9号墳 | 円墳 | 直径8m | |
10号墳 | 円墳 | 直径6m | |
11号墳 | 墳丘は非現存 | ||
12号墳 | 円墳 | 直径10m |
文化財
[編集]静岡県指定文化財
[編集]- 史跡
- 米塚古墳群 - 現存9基。1979年(昭和49年)4月18日指定[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 史跡説明板
- 「磐田原台地西縁の遺跡」 (PDF) (磐田市教育委員会文化財課、2013年) - リンクは磐田市立図書館「いわたデジタルアーカイブ」。
- 「米塚古墳群」『磐田の文化財』磐田市教育委員会、2009年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 米塚古墳群 - 磐田市ホームページ