管弦楽のための協奏曲 (ヒンデミット)
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管弦楽のための協奏曲 (かんげんがくのためのきょうそうきょく、独: Konzert für Orchester) 作品38は、ドイツの作曲家パウル・ヒンデミットが1925年に作曲した作品である。
概要
[編集]「管弦楽のための協奏曲」という分野では1943年に作曲されたバルトークの作品が有名であるが、この分野を創始したのはヒンデミットのこの作品が始まりである。
作品はバロック時代の合奏協奏曲の形式から着想を得ている[1]。
初演
[編集]作品は1925年7月18日にデュースブルク音楽祭にて作曲者自身の指揮によって初演された[2]。
日本初演は2011年7月19日に下野竜也指揮、読売日本交響楽団によって初演された[3]。
編成
[編集]木管楽器
[編集]フルート2(どちらもピッコロ持ち替え)、オーボエ2、小クラリネット、クラリネット、バスクラリネット、ファゴット2、コントラファゴット
金管楽器
[編集]打楽器
[編集]ティンパニ、スネアドラム、ミディアムラージドラム、シンバル付きバスドラム、タンバリン、トライアングル、ウッドブロック、むち
弦楽器
[編集]楽曲構成
[編集]全4楽章からなる。演奏時間は約12分。
- 第1楽章 Mit Kraft, mäßig schnelle Viertel, ohne Pathos und stets lebendig
- 第2楽章 Sehr schnelle Halbe
- 第3楽章 Marsch für Holzbläser: Nicht zu langsame Viertel
- 第4楽章 Basso ostinato: Schnelle Viertel
脚注
[編集]- ^ “下野竜也指揮「ブルックナー&ヒンデミット」、間もなく開催!”. 2021年4月14日閲覧。
- ^ “IMSLP”. 2021年4月14日閲覧。
- ^ “読売日本交響楽団第506回定期演奏会”. 2021年4月14日閲覧。