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算数メイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

算数メイト(さんすうメイト)は、1977年8月にエポック社日本で発売した計算学習玩具。

概要

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小学生低学年を対象とした電卓型の計算学習機。同様のコンセプトの製品としては前年にテキサス・インスツルメンツが発売したリトル・プロフェッサー英語版(日本では1977年3月発売)がある。NECと共同開発したワンチップの専用LSIを搭載[1]。定価4,880円。

表示部分はFL表示管を使用しており、通常の数字を表示するの字型の桁の他に、四則演算記号とイコールを表示する特種配列の桁がある。

内容は、レッスンの種類と四則を選ぶと計算問題が表示され、正しい答えを入力するかアンサー(正解表示)キーを押すと次の問題に進む。10問解き終わると正答数が表示される。レッスンはL1が一桁同士の計算、L2が一桁同士の中抜き算、L3が二桁同士の計算、L4が九九算マスター。

関連商品

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リトル・プロフェッサー
1976年6月にアメリカ合衆国でテキサス・インスツルメンツより発売。日本では1977年3月にテキサス・インスツルメンツ・アジアリミテッドより6,600円で発売された[2]。表示部分に赤色LEDを使用している。
さんすう博士(EL-6000)
1977年12月10日にシャープより発売された、同じコンセプトの商品。電卓用カスタムLSIと2キロバイトのROM、512ビットのRAMを内蔵している。機能は算数メイトより上で、本体価格は算数メイトの3倍程度(12,000円)であったが、1月末までの約2か月で10万台を販売した[1]。答えを求めるのに筆算をするための計算台付き。翌年には小学生高学年まで対応した新モデル(EL-6001)も登場した。
計算ドリル内蔵電卓
2005年9月にシャープより発売された[3]。通常の電卓に計算ドリル機能を付けたもの。学習より脳トレを主な目的としている点が異なる。

脚注

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  1. ^ a b 志村, 幸雄「顕在化する電卓新時代への対応(1)」『電子材料』第17巻第4号、工業調査会、1978年、5頁、ISSN 0387-0774 
  2. ^ 「電子式卓上計算機」『文具・紙製品・事務機年鑑 1978』オフィス・マガジン、1978年、50頁。 
  3. ^ 脳を鍛える計算ドリル付き電卓 シャープ”. ITmedia NEWS (2005年9月9日). 2024年4月17日閲覧。

外部リンク

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