箕形町
箕形町 | |
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町丁 | |
箕形公民館(2024年12月) | |
北緯34度27分53.5秒 東経135度26分26.8秒 / 北緯34.464861度 東経135.440778度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 大阪府 |
市町村 | 和泉市 |
人口情報(2024年9月末日現在[1]) | |
人口 | 4,076 人 |
世帯数 | 1,897 世帯 |
面積(2023年2月現在[2]) | |
0.632 km² | |
人口密度 | 6449.37 人/km² |
設置日 | 1956年(昭和31年)9月1日 |
郵便番号 | 594-0042[3] |
市外局番 | 0725(和泉MA)[4] |
ナンバープレート | 和泉 |
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箕形町(みがたちょう)は、大阪府和泉市の中部地域[注釈 1]にある町名。
箕形は古くからの歴史を持つ町であり、室町時代には南朝方によって設けられたとされる「箕形城」という城砦が存在したと伝えられている。春には大日寺で桜が美しく咲き誇り、多くの人々が訪れる。町内にはため池が点在し、マガモやアオサギ、トンボなどの生物が飛来するなど、自然環境も豊かである[6]。
地理
[編集]和泉市中部地域の西端に位置し、周囲を寺田町、弥生町、いぶき野、唐国町、および岸和田市(摩湯町、東ヶ丘町)と接している。
市内を南北に流れる松尾川が形成する松尾谷[7][注釈 2]の北部にあたる。
河川・ため池
[編集]- 松尾川
- フノコ池 - 箕形町3
- 中津池 - 箕形町3
- 盆の池 - 箕形町3
- 箕形今池 - 箕形町6
名所・旧跡
[編集]- マイ山古墳
- 箕形町、唐国町、および岸和田市にまたがる丘陵にあった遺跡。2007年(平成19年)の発掘調査では、墳丘が全長30メートル以上の前方後円墳であることが判明した[9]。
- 現在は宅地開発のため古墳自体は残っていないが、第2主体部が現地の公園(唐国8号公園)に移築復元されている。
歴史
[編集]地名の由来
[編集]箕形(みがた)は、かつてその地域の形状が穀物を集める農具である「箕(みの)」に似ていたことから「箕形」と呼ばれるようになったと伝えられている[10]。
沿革
[編集]かつての箕形村は1605年(慶長10年)の和泉国絵図に「ミかた村」と見られる村名。
明治に入ると和泉郡[注釈 3]箕形村となり、1889年(明治22年)には和泉郡寺田村・箕形村・唐国村・内田村の合併により北松尾村が発足し、村域を「大字箕形」に改称。その後、1896年(明治29年)に郡制の施行により泉北郡に属する。1956年(昭和31年)には和泉町、泉北郡北池田村・南池田村・北松尾村・南松尾村・横山村・南横山村の合併により和泉市が発足し「箕形町」に改称[11][12]。
- 1956年(昭和31年)9月1日 - 1町6村の合併により和泉市が発足。
- 1979年(昭和54年)5月1日 - 観音寺町、寺門町、寺田町、および箕形町の接している地域を区画整理し、新たに弥生町が誕生。箕形町の一部が弥生町2丁目となる[13]。
住居表示
[編集]町内全域で住居表示が実施されている。街区と実施年月日は以下の通りである[14]。
丁目 | 街区 | 実施年月日 |
---|---|---|
箕形町一丁目 | 1-8番 | 2000年(平成12年)12月4日 |
箕形町二丁目 | 1-12番 | |
箕形町三丁目 | 1-10番 | |
箕形町四丁目 | 1-6番 | |
箕形町五丁目 | 1-12番 | |
箕形町六丁目 | 1-9番 |
人口統計
[編集]人口と世帯数
[編集]2024年(令和6年)9月末日現在の人口と世帯数は以下の通りである[1]。
丁目 | 男 | 女 | 丁目計 | 世帯数 |
---|---|---|---|---|
箕形町一丁目 | 375人 | 358人 | 733人 | 383世帯 |
箕形町二丁目 | 341人 | 354人 | 695人 | 284世帯 |
箕形町三丁目 | 279人 | 278人 | 557人 | 233世帯 |
箕形町四丁目 | 214人 | 208人 | 422人 | 224世帯 |
箕形町五丁目 | 429人 | 434人 | 863人 | 409世帯 |
箕形町六丁目 | 378人 | 419人 | 806人 | 364世帯 |
計 | 2,025人 | 2,051人 | 4,076人 | 1,897世帯 |
年齢別人口
[編集]2024年(令和6年)9⽉末⽇現在の年齢別人口は以下の通りである[15]。
丁目 | 0-14歳 | 15-64歳 | 65歳以上 | 丁目計 |
---|---|---|---|---|
箕形町一丁目 | 77人 | 514人 | 142人 | 733人 |
箕形町二丁目 | 59人 | 505人 | 131人 | 695人 |
箕形町三丁目 | 107人 | 335人 | 115人 | 557人 |
箕形町四丁目 | 56人 | 300人 | 66人 | 422人 |
箕形町五丁目 | 109人 | 594人 | 160人 | 863人 |
箕形町六丁目 | 131人 | 522人 | 153人 | 806人 |
計 | 539人 | 2,770人 | 767人 | 4,076人 |
※0-14歳は年少人口、15-64歳は生産年齢人口、65歳以上は老年人口を表す。
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成07年)[16] | 2,318
|
2000年(平成12年)[17] | 3,164
|
2005年(平成17年)[18] | 3,319
|
2010年(平成22年)[19] | 3,909
|
2015年(平成27年)[19] | 4,143
|
2020年(令和02年)[19] | 4,314
|
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成07年)[16] | 754
|
2000年(平成12年)[17] | 1,085
|
2005年(平成17年)[18] | 1,152
|
2010年(平成22年)[19] | 1,403
|
2015年(平成27年)[19] | 1,523
|
2020年(令和02年)[19] | 1,668
|
小・中学校の通学区域
[編集]市立小・中学校の通学区域は以下の通りである[20]。
丁目 | 街区 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
箕形町 | 全域 | 和泉市立北松尾小学校 | 和泉市立石尾中学校 |
箕形町一丁目 | |||
箕形町二丁目 | |||
箕形町三丁目 | |||
箕形町四丁目 | |||
箕形町五丁目 | |||
箕形町六丁目 |
産業事業所数と従業者数
[編集]2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[21]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
箕形町一丁目 | 24箇所 | 100人 |
箕形町二丁目 | 16箇所 | 74人 |
箕形町三丁目 | 29箇所 | 134人 |
箕形町四丁目 | 31箇所 | 244人 |
箕形町五丁目 | 23箇所 | 183人 |
箕形町六丁目 | 20箇所 | 285人 |
計 | 143箇所 | 1,020人 |
交通
[編集]鉄道
[編集]路線バス
[編集]主な道路
[編集]- 和泉市道和泉台唐国内田線
- 和泉市道和泉中央線(和泉市11号線)
施設
[編集]神社・仏閣・祭事
[編集]
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警察・消防・病院
[編集]その他
[編集]- 和泉箕形郵便局 - 箕形町3-2-29
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “2024年9月末現在町別人口”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “大阪府和泉市 (27219) - 国勢調査町丁・字等別境界データセット”. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “箕形町の郵便番号”. 日本郵便. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧(令和4年3月1日現在)”. 総務省. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “第2次和泉市都市計画マスタープラン地域別構想”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。
- ^ 『和泉市制施行60周年記念誌』、後半39頁。
- ^ “和泉市の地形”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。 “統計いずみ(令和5年版)”
- ^ 『日本歴史地名大系28』、1410頁、箕形村。
- ^ 『広報いずみ(2013年08月号)』、14頁。
- ^ “箕形町内会”. 2024年12月13日閲覧。
- ^ 『日本歴史地名大系28』、1410頁、箕形村。
- ^ 『広報いずみ(2011年08月号)』、14頁。
- ^ 『和泉市50年のあゆみ』、76頁。
- ^ “箕形町地区街区案内図”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。 “和泉市全域”
- ^ “2024年9月末現在年齢別人口”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。
- ^ a b “統計いずみ(平成22年版) - 国勢調査 - 町丁別人口の推移”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。
- ^ a b “統計いずみ(平成28年版) - 国勢調査 - 町丁別人口の推移”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。
- ^ a b “統計いずみ(令和03年版) - 国勢調査 - 町丁別人口の推移”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。
- ^ a b c d e f “統計いずみ(令和05年版) - 国勢調査 - 町丁別人口の推移”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “和泉市立小学校、中学校及び義務教育学校就学区域”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “統計いずみ(令和5年版) - 経済センサス - 産業(大分類)別全事業所数及び従業者数”. 和泉市. 2024年12月13日閲覧。 “政府統計データはこちら”
- ^ a b “南海バス路線図・運賃表”. 南海バス株式会社. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “消防団の組織”. 和泉市消防本部. 2024年12月13日閲覧。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 4-04-001270-4。
- 平凡社 編『日本歴史地名大系 28‐[2] 大阪府の地名 2』平凡社、1986年2月。ISBN 4-582-49028-X。
- 和泉市史編さん委員会 編『和泉市50年のあゆみ』和泉市、2006年9月。
- 『第2次和泉市都市計画マスタープラン(本編)』和泉市、2016年 。2024年12月13日閲覧。
- 『和泉市制施行60周年記念誌』和泉市市長公室いずいアピール課、2016年8月28日 。2024年12月13日閲覧。
- 和泉市広報誌
- 『広報いずみ(2011年08月号)』 632巻(市史だより - 和泉市の誕生 -)、14頁 。2024年12月13日閲覧。
- 『広報いずみ(2013年08月号)』 656巻(市史だより - マイ山古墳にみる日韓の交流 -)、14頁 。2024年12月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- 和泉市公式ウェブサイト
- いずみマップ - 市が保有する各種地図情報をインターネット上に公開する地理情報システム
- 箕形町内会ホームページ