筒井省二
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筒井 省二(つつい せいじ、1890年(明治23年)- 1943年(昭和18年)9月11日)は、日本の医師、医学博士、専門は消化器外科[1]、鶴岡市立荘内病院第5代院長。埼玉県出身。旧・盲腸炎(虫垂炎)手術の戦後普及の礎を築いた。
来歴・人物
[編集]埼玉県北葛飾郡富多村(現・春日部市)生まれ。後に東京へ転居し、麹町小学校、府立一中(現・都立日比谷高校)、第一高等学校を経て、1913年に九州帝国大学医学部を卒業。卒業後は九州帝国大学助手を経て、南満州鉄道の病院に勤務し、再び同大に戻り医局員となる。1926年6月には鶴岡市立荘内病院に副院長兼外科部長として招かる。1927年に医学博士学位号を取得し、1931年5月には鶴岡市立荘内病院院長に就任した。以後、18年間に亘り外科患者の診療と病院の運営に当たり、第二次世界大戦戦時下の最も困難な時期に地域医療に取組んだ。特に、当時まだ切腹として恐れられていた盲腸炎(虫垂炎)手術の普及に尽力した。
脚注
[編集]- ^ 佐々正達, 金安汎, 「29 甚だ長き經過をとれる横行結腸重積症の一治驗例」『日本臨床外科医会雑誌』 1940-1942年 5巻 5号 p.419-420, 日本臨床外科学会, doi:10.3919/ringe1938.5.5_419。
外部リンク
[編集]参考文献
[編集]- 『鶴岡地区医師会百年史』 鶴岡地区医師会(編纂・出版) 1992年