筑土鈴寛
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筑土 鈴寛(つくど れいかん、1901年9月28日 - 1947年2月12日)は、日本の僧侶、民俗学者。東京府北多摩郡神代村(現東京都調布市)生まれ。初名を寛也。
私立天台宗中学校(現駒込高校)、國學院大學予科に学び、1924年(大正13年)東漸院住職となる。1926年國學院大學文学部国文学科卒業、東京帝国大学文学部副手、1928年(昭和3年)大正大学予科講師、同予科・専門部教授を経て1944年大正大学教授。
折口信夫より唱導文芸の研究を受け継ぎ、中世の宗教芸文に関する研究を確立した。
1947年に宗教芸文学会を設立したが、まもなく若くして亡くなった。
国文学の業績が多く、折口の後継者の一人と目されていた。
編集者の安原顯は娘の夫。
著書
[編集]- 『日本文学大系』第19巻・宗教文学、河出書房、1938年
- 『慈円 国家と歴史及文学』三省堂、1942年
- 『復古と叙事詩 文学史の諸問題』青磁社、1942年
- 『宗教芸文の研究』中央公論社、1949年
- 『中世芸文の研究』有精堂出版、1966年
- 『筑土鈴寛著作集』(全5巻)せりか書房、1976~77年
- 1.宗教文学・復古と叙事詩
- 2.慈円 国家と歴史及文学
- 3.中世・宗教芸文の研究1
- 4.中世・宗教芸文の研究2
- 5.日本仏教文化の研究