筑前宮田駅
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筑前宮田駅 | |
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駅構内跡(2010年3月) | |
ちくぜんみやだ Chikuzen-Miyada | |
◄磯光 (2.7 km) | |
福岡県鞍手郡宮田町大字宮田字桐野2000番地[1] | |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | 宮田線 |
キロ程 | 5.3 km(勝野起点) |
電報略号 | チミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2] |
乗降人員 -統計年度- |
445人/日 -1981年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)2月19日[1] |
廃止年月日 | 1989年(平成元年)12月23日[1] |
備考 | 宮田線の廃止に伴い廃駅[1] |
筑前宮田駅(ちくぜんみやだえき)は、かつて福岡県鞍手郡宮田町(現・宮若市)大字宮田字桐野に設置されていた、九州旅客鉄道(JR九州)宮田線の駅(廃駅)である[1]。
宮田線の廃止に伴い、1989年(平成元年)12月23日に廃駅となった[1]。
歴史
[編集]- 1902年(明治35年)2月19日:九州鉄道の貨物支線勝野 - 当駅間の開業により、宮田駅(貨物駅)として設置[1]。
- 1904年(明治37年)月日不明:桐野駅に改称[1]。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道が国有化[1]。
- 1912年(明治45年)7月21日:国鉄桐野線勝野 - 当駅間の旅客営業開始に伴い、一般駅となる[1]。
- 1937年(昭和12年)8月20日:筑前宮田駅に改称[1]。路線名が宮田線に改称[1]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止[1]。同時に駅員無配置駅となる[3][4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR九州に継承[1]。
- 1989年(平成元年)12月23日:宮田線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅構造
[編集]廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[2]。木造駅舎を有していたが無人駅となっていた[3]。かつては石炭積み出し用に多数の側線が存在した。
輸送量・収入
[編集]年度 | 旅客(人) | 貨物量(トン) | 旅客収入(円) | 貨物収入(円) |
---|---|---|---|---|
1924 | 154,843 | 680,145 | 38,531 | 656,196 |
1928 | 188,805 | 683,623 | 45,868 | 691,539 |
1931 | 155,463 | 363,178 | 37,533 | 386,145 |
1935 | 166,287 | 562,435 | 50,021 | 619,539 |
- 福岡県統計書各年度版より
駅周辺
[編集]宮田町中心部からやや南に外れた場所にあり、町中心部のJR九州バス直方線宮田町駅(現・宮田駅)とは八木山川・犬鳴川を挟んで約800メートル離れていた。
- 宮田町役場(現・宮若市役所)
- 福岡県宮田警察署(現・福岡県直方警察署 宮若警部交番)
- 直方・鞍手広域市町村圏事務組合消防本部宮田消防署
- JR九州バス直方線宮田駅
その他
[編集]- 駅名は「みやだ」と濁るが、所在地の旧町名は「みやた」と濁らない。
隣の駅
[編集]- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 宮田線
- 磯光駅 - 筑前宮田駅
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、797頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 西崎さいき『失われた国鉄・JR駅』イカロス出版、2018年4月25日、174頁。ISBN 978-4-8022-0494-1。
- ^ a b “門鉄、来月から9線区で合理化 25駅無人化 委託化は5駅”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1984年1月24日)
- ^ 「通報 ●山口線大歳駅ほか76駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1984年1月30日、32面。