コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

第94師団 (日本軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第94師団
創設 1944年(昭和19年)10月14日
廃止 1945年昭和20年)
所属政体 大日本帝国
所属組織 大日本帝国陸軍
部隊編制単位 師団
兵種/任務 歩兵
所在地 マレー半島
編成地 マレー半島
通称号/略称 威烈
補充担任 大阪師管大阪師管区
最終上級単位 第29軍
最終位置 マレー半島 スンゲイパタニ
戦歴 太平洋戦争
テンプレートを表示

第94師団(だいきゅうじゅうよんしだん)は、大日本帝国陸軍師団の一つ。

沿革

[編集]

1944年(昭和19年)10月、インパール作戦の失敗などによりビルマ戦線は崩壊寸前に陥る危機的な状況となった。そのような中で、クアラルンプールに所在していた第12独立守備隊、第18独立守備隊などを基幹として第94師団が編成され、第29軍に編入された。

その担当区域はタイ南部からマレー北部にかけての地域であった。連合国軍との戦闘を交える前に終戦を迎えた。

師団概要

[編集]

歴代師団長

[編集]

参謀長

[編集]
  • 浜田弘 大佐:1944年(昭和19年)10月16日 - 1945年7月21日[3]
  • 今村英次 大佐:1945年(昭和20年)7月28日 - 終戦[4]

最終司令部構成

[編集]
  • 参謀長:今村英次大佐
    • 参謀:富永亀太郎中佐
    • 参謀:福田重雄少佐
  • 経理部長:二宮茂主計中佐

最終所属部隊

[編集]
  • 第94歩兵団:青木一枝大佐
    • 歩兵第256連隊(大阪):羽生善良中佐
    • 歩兵第257連隊(大阪):乙守文策大佐
    • 歩兵第258連隊(大阪):山本勇大佐
  • 野砲兵第94連隊:山澄邦太郎大佐
  • 工兵第94連隊:笹良照中佐
  • 輜重兵第94連隊:松田正松大佐
  • 第94師団通信隊:
  • 第94師団兵器勤務隊:
  • 第94師団衛生隊:今井秋三郎少佐
  • 第94師団第1野戦病院:
  • 第94師団第4野戦病院:
  • 第94師団防疫給水部:川原俊男軍医大尉

脚注

[編集]
  1. ^ 『日本陸海軍総合事典』第2版、379頁。
  2. ^ 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』335頁。
  3. ^ 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』442頁。
  4. ^ 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』461頁。

参考文献

[編集]
  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 別冊歴史読本 戦記シリーズNo.32 太平洋戦争師団戦史』、新人物往来社、1996年。

関連項目

[編集]