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第31独立親衛空挺旅団 (ロシア空挺軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第31独立親衛空挺旅団
創設 1944年12月8日
所属政体 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシアの旗 ロシア
所属組織 ロシア空挺軍
部隊編制単位 旅団
兵科 空挺兵
兵種/任務 空中強襲作戦
所在地 ウリヤノフスク州ウリヤノフスク
通称号/略称 軍部隊73612
標語 自らに名誉を、祖国に栄光を
Себе честь - Родине слава'
戦歴 第二次世界大戦
第一次チェチェン紛争
第二次チェチェン紛争
ウクライナ侵攻
指揮官 アンドレイ・コンドラシュキン大佐 
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第31独立親衛空挺旅団31-я гвардейская отдельная воздушно-десантная бригада;略称31 гв.ОВДБр)は、ロシア空挺軍の旅団級部隊。1998年に解隊された旧第104親衛空挺師団ロシア語版英語版の歴史を継承し、「2等クトゥーゾフ勲章」を有する。

歴史

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  • 1944年12月8日:第2親衛空挺師団が第104親衛狙撃師団に再編。
  • 1945年1月:白ロシア、スルツカ駐屯地において、隊容検査。
  • 1945年3月:ブダペスト西方に進出し、第9軍と共に現地ドイツ軍を攻撃。3月25日、パパ市を奪取。3月28日、ラバ川を渡河し、橋頭堡を確保。
  • 1945年4月:ウィーン陥落後、第9軍予備。師団に対して、「2等クトゥーゾフ勲章」授与。
  • 1945年5月:ヴルタワ川でアメリカ軍と会合。
  • 1946年4月:第104親衛空挺師団に再編され、エストニアに配置転換。
  • 1960年:ザカフカーズ軍管区に配置転換。
  • 1993年:ウリヤノフスク市に配置転換。
  • 1994~1996年:第一次チェチェン紛争に投入。
  • 1998年5月:第104師団の軍旗を継承しつつ、第31親衛独立空挺旅団に改編。
  • 1999年~:第二次チェチェン紛争に投入。
  • 2022年2月:ロシアのウクライナ侵攻に投入。アントノフ国際空港の戦いに参加し、同空港を制圧して占拠。指揮官のデニス・ヤギダロフ中佐含め、少なくとも52人が戦死[1]

2023年9月、アンドレイ・コンドラシュキン旅団長が戦死したとドネツク人民共和国のアレクサンドル・ホダコフスキー副長官が報告した[2]。部隊再編の一環で同年中に第104親衛空中強襲師団に改編された。

編制

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  • 第54独立空中襲撃大隊(軍部隊85954)
  • 第91独立空中襲撃大隊(軍部隊85955)
  • 第116独立空中襲撃大隊(軍部隊83788)
  • 第99独立砲兵大隊(軍部隊85956)
  • 高射ミサイル・砲兵中隊
  • 偵察中隊
  • 第422特使・郵便通信局(軍部隊62327)

装備

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  • BMD-2 x86
  • BMD-1 x26
  • BTR-D x57
  • D-30 x16
  • BTR-RD x24
  • BTR-ZD x19
  • BMD-1KSh x8
  • BMD-1R x2
  • 1V119 x2

歴代旅団長

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1998年までは師団長。

職名 就任年 氏名 階級
師団長 1943年 - 1944年 ワシーリー・イワノフ 親衛少将
師団長 1945年 - 1945年 アレクセイ・レドチェンコ 親衛少将
師団長 1945年 - 1946年 イワン・セレーギン 親衛少将
師団長 1946年 - 1950年 ニコライ・タヴァルトキラゼ 親衛少将
師団長 1950年 - 1950年 アレクサンドル・スタルツェフ 親衛中佐
師団長 1950年 - 1954年 ピョートル・フヴォロステンコ 親衛大佐
師団長 1954年 - 1955年 アレクセイ・ルダコフ 親衛少将
師団長 1955年 - 1961年 ヒョードル・ドラニシチェフ 親衛少将
師団長 1961年 - 1963年 イワン・シネオキー 親衛大佐
師団長 1963年 - 1964年 ユーリー・ポタポフ 親衛大佐
師団長 1964年 - 1967年 ニコライ・グシコフ 親衛少将
師団長 1968年 - 1975年 アナトーリー・スピーリン 親衛少将
師団長 1975年 - 1981年 アレクサンドル・ホメンコ 親衛少将
師団長 1981年 - 1984年 ニコライ・セルジュコフ 親衛少将
師団長 1984年 - 1987年 エフゲニー・セメノフ 親衛少将
師団長 1987年 - 1989年 ヴィクトル・ソロキン 親衛少将
師団長 1990年 - 1993年 ワレーリー・シチェルバク 親衛少将
師団長 1993年 - 2000年 ワージム・オルロフ 親衛少将
旅団長 2000年 - 2002年 セルゲイ・カプスチン 親衛大佐
旅団長 2002年 - 2005年 ニコライ・ニクリニコフ 親衛大佐
旅団長 2005年 - ウラジーミル・コチェトコフ 親衛大佐

脚注

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出典

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