第3海兵歩兵連隊 (フランス軍)
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第3海兵歩兵連隊 | |
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第3海兵連隊章 | |
創設 | 1838年 |
所属政体 | フランス |
所属組織 | フランス陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 海兵歩兵 |
兵種/任務 | 機械化歩兵 |
人員 | 約1,250名 |
所在地 |
モルビアン県 ヴァンヌ |
標語 |
Debout les Morts (死に耐えよ) |
上級単位 | 第9海兵軽機甲旅団 |
戦歴 |
クリミア戦争 普仏戦争 第一次世界大戦 第二次世界大戦 湾岸戦争 ユーゴスラビア紛争 |
第3海兵歩兵連隊(だいさんかいへいほへいれんたい、3e régiment d'infanterie marine:3e RIMa)は、モルビアン県ヴァンヌに駐屯する、第9海兵軽機甲旅団隷下のフランス陸軍海兵隊の歩兵連隊である。
兵種は歩兵、伝統的区分は海兵隊である。
フランス海兵隊の第1から第4(第4海兵連隊は1998年に解体された)まである中でも、歴史ある連隊の一つとして知られる。かつては第1海兵砲兵連隊とともに「青師団」(海兵隊師団)を構成したこともあった。
沿革
[編集]連隊は19世紀末期において、中南米やアフリカ、オセアニアそして東南アジアと、フランスの尖兵として縦横無尽に活躍したのである。特に、連隊がその名を轟かしたのは普仏戦争において「青師団」の隷下の元、1870年9月1日Bazeilles(ベルギー国境にある)の戦いでの活躍がある。
- 1838年:第3海兵連隊が創設される。
- 1844年:モガドル(モロッコ)に出征。
- 1854年:クリミア戦争においてアルマ会戦に参加。
- 1860年:第2次アヘン戦争においてバリカオ(北京語名:八里桥)に出兵。
- 1861年:ケホア(ベトナム北部)に出兵。
- 1870年:普仏戦争でBAZEILLESの戦いに参加。
- 1883年:インドシナのソンタイに出兵。(清仏戦争の前年)
- 1914年:第1次世界大戦、マルヌ会戦に参加。
- 1915年:シャンパーニュ会戦に参加。
- 1916年:セルナ会戦に参加。
- 1917年:東洋軍団の隷下になる。
- 1918年:セルビアに派遣される。
- 1919年:ロシュフォールに駐屯(~1939年まで)。
- 1940年:マース川河畔などで独軍と交戦する。
- 1944年:第3植民地歩兵連隊は南西フランスの解放に当たる。ドルドーニュ県内の独軍を駆逐しつつ、ベルジュラックを占領している2000人からなる独軍から解放、ボルドーに入城した。
- 1963年:ヴァンヌに移駐。
- 1978年:チャドに出兵。
- 1991年:湾岸戦争に「ダゲ(Daguet)師団」の隷下部隊として派遣。
- 1995年:ユーゴスラビアに派遣。
Armée de Terre française |
フランス陸軍 |
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国防省 |
主要部隊 |
主要機関 |
歴史・伝統 |
その他 |
他にも、スーダン、ルワンダ、アルバニア、マリにも小規模の部隊を派遣した実績がある。
最新の部隊編成
[編集]- 連隊本部
- 本部管理中隊
- 第1中隊 - VAB
- 第2中隊 - VAB
- 第3中隊 - VAB
- 第4中隊 - VAB
- 対戦車中隊 - VAB
- 偵察・支援中隊(1個偵察小隊、1個対戦車小隊、1個重迫撃砲小隊含む)
- 管理支援中隊(武器・車両・通信の整備など)
- 教育中隊
- 予備海兵訓練中隊(URRPの隷下にある)
定員
[編集]- 連隊の人員構成としては
- 将校・士官 - 67名
- 下士官 - 329名
- 兵卒 - 810名
- 技官・事務官等の軍属 - 54名
の、合計約1,250名からなる。
主要装備
[編集]- GIAT BM92-G1
- FA-MAS
- AA-52(車載機銃)
- AAT-F1
- AA-52
- 12.7mm重機関銃
- FR-F2
- PGM (狙撃銃)(更新中と推測される)
- VAB
- VAL
- RTF1 120mm迫撃砲
- 81mm迫撃砲
- 20mm機関砲
- ミラン (ミサイル)
- ERYX (ミサイル)(更新中と推測される)