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第28回全日本大学女子サッカー選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2019年度 第28回全日本大学女子サッカー選手権大会
開催国 日本の旗 日本
開催期間 2019年12月24日 - 2020年1月19日
参加チーム数 24(9地域から)
優勝 日本体育大学(2年連続18回目)
準優勝 早稲田大学(2年連続4回目)
試合総数 23
ゴール数 68 (1試合平均 2.96点)
観客動員数 8,642 (1試合平均 376人)
得点王 井之脇朱音5ゴール大阪体育大学FW
最優秀選手 奥津礼菜(日本体育大学、MF
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第28回全日本大学女子サッカー選手権大会は、2019年12月24日から2020年1月19日にかけて兵庫県東京都で開催された、全日本大学女子サッカー選手権大会である。別称は、インターカレッジ女子サッカー(略称・通称:インカレ女子サッカー)。

概要

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今大会はJFA Youth & Development Programme(次世代選手の育成を促進することを目的としたプロジェクト。以下、JYD)対象事業リスト[1]から外れているが、JYDプロバイダーのモルテンが引き続き協賛として運営に関わっている。大会のコンセプトは『私を魅て。』。

日程は5年連続の年またぎ開催。過密な試合日程に関しては課題が残っている。

大会運営団体

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大会要項・競技方法

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基本的に大会実施年度のJFAサッカー競技規則に従う。参加チームによるノックアウト方式で、2年連続で3位決定戦を行わない。その他の事項については女子大会部会において協議の上決定する。

主な大会独自規定

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  • 単一大学の選手が11名に満たない場合、条件を満たせば合同チームでの参加が可能。
  • 交代は、登録した7名以内の交代要員の中から5名まで。
1回戦 - 準々決勝

時間内で勝敗が決しない場合はPK戦を行う。

準決勝以降

時間内で勝敗が決しない場合は延長戦20分(10分ハーフ)を行う。延長戦でも勝敗が決しない場合はPK戦を行う。

日程・会場

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地域実力差考慮のため強豪地域の予選上位チームには2回戦から登場できるシード権が与えられる。東海が4年連続で得ていたシード権を失い、関西が3年ぶりに2枠となった。
1回戦 - 準々決勝
12月24日 - 28日
日程 準決勝 - 決勝
2020年1月17日 - 19日
兵庫県三木市志染町三津田 開催地 東京都北区西が丘
兵庫県立三木総合防災公園
第1・2陸上競技場
みきぼうパークひょうご第1・2球技場
会場名 味の素フィールド西が丘
北緯34度47分00秒 東経135度03分08秒 / 北緯34.783335度 東経135.05215度 / 34.783335; 135.05215 (兵庫県立三木総合防災公園) 北緯35度46分09秒 東経139度42分29秒 / 北緯35.769123度 東経139.707977度 / 35.769123; 139.707977 (味の素フィールド西が丘)

出場チーム

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関東地域所属チームが5連覇しているため、出場枠は昨年と同じ振り分けとなった。太字数字はシード、太字チームは優勝経験校。

地域(出場枠/予選参加数) チーム ホーム 2019シーズン参加リーグ(最上位) 備考
北海道(1/1) 札幌大学 北海道 北海道女子サッカーリーグ [13]
東北(2/5) 1仙台大学 宮城県 東北女子サッカーリーグ南東北リーグ [14]
2八戸学院大学 青森県 東北女子サッカーリーグ北東北リーグ [15]
関東(6+1/10) 1帝京平成大学 千葉県 千葉県女子サッカーリーグ1部 [16]
2早稲田大学 東京都 関東女子サッカーリーグ1部 [17]
3大東文化大学 埼玉県 埼玉県女子サッカーリーグ1部 [18]
4東洋大学 群馬県 関東女子サッカーリーグ1部 [19]
5神奈川大学 神奈川県 [20]
6日本体育大学 なでしこリーグ1部 皆勤賞[21]
7筑波大学 茨城県 関東女子サッカーリーグ2部 [22]
北信越(2/4) 1新潟医療福祉大学 新潟県 チャレンジリーグEAST [23]
2北陸大学 石川県 北信越女子サッカーリーグ [24]
東海(2/6) 1静岡産業大学 静岡県 なでしこリーグ2部 [25]
2愛知東邦大学 愛知県 東海女子サッカーリーグ1部 [26]
関西(4/8) 1大阪体育大学 大阪府 関西学生女子サッカーリーグ1部 皆勤賞[27]
2武庫川女子大学 兵庫県 [28]
3姫路獨協大学 [29]
4聖泉大学 滋賀県 初出場[30]
中国(2/4) 1徳山大学 山口県 中国女子サッカーリーグ1部 [31]
2吉備国際大学 岡山県 チャレンジリーグWEST [32]
四国(2/2) 1四国大学 徳島県 徳島県女子サッカーリーグ [33]
2徳島文理大学 [34]
九州(2/6) 1福岡大学 福岡県 - [35]
2活水女子大学 長崎県 [36]

トーナメント

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兵庫ラウンド

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斜体字はシードチーム(関東第1 - 5、関西第1・2、中国第1の代表)。なお、1回戦での同地域同士の対戦が避けられている。

1回戦(M1,2)   2回戦(12月26日)(M9,10)   準々決勝(M17)
                   
       帝京平成大学(PK) 0(4)  
 聖泉大学 4      聖泉大学 0(3)  
 活水女子大学 1        帝京平成大学 1
     吉備国際大学 0
       吉備国際大学(PK) 0(4)
 吉備国際大学 2      神奈川大学 0(3)  
 徳島文理大学 1  
1回戦(M3,4)   2回戦(M11,12)   準々決勝(M18)
                   
       武庫川女子大学 0  
 静岡産業大学 3      静岡産業大学 2  
 新潟医療福祉大学 2        静岡産業大学 0
     日本体育大学 2
       日本体育大学 1
 日本体育大学[37] 5      大東文化大学 0  
 八戸学院大学 0  
1回戦(M5,6)   2回戦(M13,14)   準々決勝(M19)
                   
       大阪体育大学 9  
 福岡大学 2      四国大学 1  
 四国大学 3        大阪体育大学 1
     東洋大学 0
       札幌大学 0
 札幌大学(PK) 0(5)      東洋大学 6  
 北陸大学 0(4)  
1回戦(M7,8)   2回戦(M15,16)   準々決勝(M20)
                   
       徳山大学 0  
 筑波大学 1      筑波大学 2  
 仙台大学 0        筑波大学 0
     早稲田大学 3
       愛知東邦大学 2
 姫路獨協大学 0      早稲田大学 5  
 愛知東邦大学 2  


準々決勝

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#17
12月28日
11:00
帝京平成大学 1 - 0 吉備国際大学
69分に交代退場 69分 橋本真優 20分にゴール 20分 公式記録 (PDF)
みきぼうパークひょうご第1球技場
観客数: 161人
主審: 草処和江

#18
12月28日
13:40
静岡産業大学 0 - 2 日本体育大学
公式記録 (PDF) 目原莉奈 80分にゴール 80分
88分に交代退場 88分 奥津礼菜 87分にゴール 87分
みきぼうパークひょうご第1球技場
観客数: 176人
主審: 曽根未宇

#19
12月28日
11:00
大阪体育大学 1 - 0 東洋大学
東原彩帆 56分にゴール 56分 公式記録 (PDF)
みきぼうパークひょうご第2球技場
観客数: 166人
主審: 藤田美智子

#20
12月28日
13:40
筑波大学 0 - 3 早稲田大学
公式記録 (PDF) 87分に交代退場 87分 山田仁衣奈 33分にゴール 33分
79分に交代退場 79分 廣澤真穂 78分にゴール 78分
小林菜々子 81分にゴール 81分
みきぼうパークひょうご第2球技場
観客数: 127人
主審: 兼松春奈

東京ラウンド

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斜体字は兵庫ラウンドでのシードチーム。試合会場は、味の素フィールド西が丘。

準決勝 決勝
M21      
 帝京平成大学 0 M23
 日本体育大学 2    日本体育大学 2
M22    早稲田大学 0
 大阪体育大学 1  
 早稲田大学(a.e.t.) 2    

準決勝

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#21
1月17日
11:00
帝京平成大学 0 - 2 日本体育大学
公式記録 (PDF) 74分に交代退場 74分 児野楓香 33分にゴール 33分
74分に交代出場 74分 沖土居咲希 90+2分にゴール 90+2分

観客数: 1014人
主審: 廣田奈美

#22
1月17日
14:00
大阪体育大学 1 - 2
(延長)
早稲田大学
今田怜那 34分にゴール 34分 公式記録 (PDF) 山田仁衣奈 13分にゴール 13分
小林菜々子 103分にゴール 103分

観客数: 1497人
主審: 曽根未宇

決勝戦

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#23
1月19日
13:00
日本体育大学 2 - 0 早稲田大学
57分に交代退場 57分 児野楓香 10分にゴール 10分
奥津礼菜 40分にゴール 40分
公式記録 (PDF)

観客数: 3799人
主審: 一木千広

結果・表彰

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フェアプレー賞は、準決勝進出チームの中から選ばれる。2012年以降、ノーシードからの優勝は日本体育大学が初である。

チーム 備考
1位 日本体育大学 5 5 0 12 0 +12 0 2年連続18回目、フェアプレー賞MVP:奥津礼菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース加入内定)
2位 早稲田大学 4 3 1 10 5 +5 警告1 2年連続4回目
3位 大阪体育大学 3 2 11 3 +8 0 2年ぶり15回目(歴代最多
帝京平成大学 1 2 -1 2年連続2回目(過去最高成績タイ

ゴールランキング

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※上位を抜粋。

/ 選手/Pos チーム)/ 備考
5/2 井之脇朱音/FW 大阪体育大学(4年)/鳳凰高校 2回戦で5ゴール愛媛FCレディース加入内定
3/4 小林菜々子/DF 早稲田大学(4年)/ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 3試合連続ゴール
2 多数(13名)につき省略

配信

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テレビ放送は無くなったが、東京ラウンドをYouTubeのJFATVチャンネルでlive配信した[38]

出典・脚注

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  1. ^ 事業紹介:国内競技会開催事業 - JFA
  2. ^ 一般社団法人兵庫県サッカー協会
  3. ^ 関西学生女子サッカー連盟
  4. ^ XF BRAND SITE
  5. ^ 順位表 - 東北サッカー協会
  6. ^ 第33回関東大学女子サッカーリーグ戦 - 関東大学女子サッカー連盟
  7. ^ 1部対戦表 (PDF) - 関西学生女子サッカー連盟
  8. ^ 結果 (PDF) - 北信越サッカー協会
  9. ^ 結果 (PDF) - 山口県サッカー協会
  10. ^ 結果 (PDF) - 九州サッカー協会
  11. ^ 結果 (PDF) - 四国サッカー協会
  12. ^ 結果 (PDF) - 北海道サッカー協会
  13. ^ 公式ウェブサイト
  14. ^ 仙台大学女子サッカー部 (@sendaiuniv32) - X(旧Twitter)
  15. ^ 八戸学院大学女子サッカー部 (@hachidai_run) - X(旧Twitter)
  16. ^ 帝京平成大学女子サッカー部 (@THUsoccer68) - X(旧Twitter)
  17. ^ 早稲田大学ア式蹴球部女子部【NEW】 (@WasedaAjyo) - X(旧Twitter)
  18. ^ 大東文化大学女子サッカー部楓昴 (@daito_fussball2) - X(旧Twitter)
  19. ^ 公式ウェブサイト
  20. ^ 公式ウェブサイト
  21. ^ 公式ウェブサイト
  22. ^ 筑波大学女子サッカー部 (@tsukuba_josaka) - X(旧Twitter)
  23. ^ 新潟医療福祉大学 女子サッカー部 (@nuhw_wfc) - X(旧Twitter)
  24. ^ 北陸大学フィオリーレ (@HU_fiorire) - X(旧Twitter)
  25. ^ 公式ウェブサイト
  26. ^ 愛知東邦大学女子サッカー部 (@toholsc2007) - X(旧Twitter)
  27. ^ 大阪体育大学女子サッカー部 (@ouhs_soccer) - Instagram
  28. ^ 武庫川女子大学サッカー部 (@lavys_mwufc) - X(旧Twitter)
  29. ^ 公式ウェブサイト
  30. ^ 公式ウェブサイト
  31. ^ 女子サッカー - 徳山大学
  32. ^ 公式ウェブサイト
  33. ^ 公式ウェブサイト
  34. ^ 公式ウェブサイト
  35. ^ 公式ウェブサイト
  36. ^ 活水女子大学サッカー部 (@kwassuijoccer) - X(旧Twitter)
  37. ^ 被シュート0本に抑えた。
  38. ^ JFATV - YouTubeチャンネル

関連項目

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代表関連
大会関連

外部リンク

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