竹中恵美子
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生誕 |
1929年11月19日(95歳) 日本 岐阜県 |
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国籍 | 日本 |
研究機関 |
甲南大学 大阪市立大学 花園大学 龍谷大学 |
研究分野 | 労働経済学 |
母校 | 大阪商科大学 |
竹中 恵美子(たけなか えみこ、1929年11月19日 - )は、日本の経済学者、大阪市立大学名誉教授。専門は労働経済学。
経歴
[編集]岐阜県出身。大阪商科大学(現・大阪市立大)卒。甲南大学助教授、1972年「現代労働市場の理論」で大阪市大経済学博士。1974大阪市立大教授。1993年定年退官、花園大学教授、龍谷大学教授。2001年 - 2007年ドーンセンター館長。2024年、瑞宝中綬章受章[1][2]。
戦後日本の女子労働について研究。女性運動、自治体の政策立案にも参加。夫は姜在彦、長男は社会学者・早稲田大学教授の竹中均。
著書
[編集]- 『現代労働市場の理論』日本評論社 1969年
- 『婦人の賃金と福祉 婦人解放の今日的課題』1977年 創元新書
- 『私の女性論 性的役割分業の克服のために』啓文社 1985年
- 『戦後女子労働史論』有斐閣 1989年
- 『女性論のフロンティア 平等から衡平へ』創元社 1995年
- 『竹中恵美子著作集』全7巻 明石書店 2011年 - 2012年
- 第1巻 現代労働市場の理論
- 第2巻 戦後女子労働史論
- 第3巻 戦間・戦後期の労働市場と女性労働
- 第4巻 女性の賃金問題とジェンダー
- 第5巻 社会政策とジェンダー
- 第6巻 家事労働(アンペイド・ワーク)論
- 第7巻 現代フェミニズムと労働論
共編著
[編集]- 『女のしごと・女の職場』西口俊子共著 1962年 三一新書
- 『現代の婦人問題』編著 1972年 創元新書
- 『女子労働論 「機会の平等」から「結果の平等」へ』編 1983年 有斐閣選書
- 『新・女子労働論』編 1991年 有斐閣選書
- 『グローバル時代の労働と生活 そのトータリティをもとめて』編著 ミネルヴァ書房 1993年
- 『労働力の女性化 21世紀へのパラダイム』久場嬉子共編 1994年 有斐閣選書
- 『共生・衡平・自律 21世紀の女の労働と社会システム ゼミナール』関西女の労働問題研究会編 大脇雅子、丸本百合子共著 ドメス出版 1998年
- 『労働とジェンダー』編 明石書店 2001 叢書現代の経済・社会とジェンダー
- 『歳月は流水の如く』姜在彦共著 青丘文化社 2003年
- 『竹中恵美子が語る労働とジェンダー』関西女の労働問題研究会竹中恵美子ゼミ編集委員会編 ドメス出版 2004年
- 『竹中恵美子の女性労働研究50年 理論と運動の交流はどう紡がれたか』関西女の労働問題研究会共著 ドメス出版 2009年
参考文献
[編集]- デジタル版日本人名大辞典
- 竹中恵美子教授略歴・著作目録(竹中恵美子教授退任記念号)経済学雑誌 1993年11月号
脚注
[編集]- ^ 『官報』号外第106号、令和6年4月30日
- ^ “令和6年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 14 (2024年4月29日). 2024年5月8日閲覧。