宮島ボートレース場駅
宮島ボートレース場駅 | |
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移設前の広電宮島口方面ホーム | |
みやじまぼーとれーすじょう | |
◄M38 広電阿品 (1.3 km) (0.2 km) 広電宮島口 M39► | |
所在地 | 広島県廿日市市宮島口一丁目60番地先[1] |
所属事業者 | 広島電鉄 |
所属路線 | ■宮島線 |
キロ程 | 15.9 km(広電西広島起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1954年(昭和29年)10月31日[2] |
備考 | 臨時駅(宮島競艇開催中のみ停車) |
宮島ボートレース場駅(みやじまボートレースじょうえき)は、広島県廿日市市宮島口一丁目にある広島電鉄宮島線の駅(臨時駅)。
概要
[編集]宮島競艇場の最寄り駅で、宮島競艇開催日のみ営業する臨時駅である[3]。ただ宮島競艇は場外発売も含めると1週間に5日程度(年間300日程度[2])開催されているため駅の開設頻度は高く、「開設日が少なく、利用の機会が限られる」というイメージの臨時駅にあっては容易に利用できる[3]。
臨時駅であることから、広電全線で導入されている駅ナンバリングの対象から外れている。
歴史
[編集]宮島競艇場は1954年(昭和29年)11月に設立された競艇場である[4]。当駅は競艇場が開設される直前、同年10月31日に競艇場前駅(きょうていじょうまええき)として開業している[2][3]。宮島ボートレース場駅に改称されたのは2019年(平成31年)のことである[5]。
年表
[編集]- 1954年(昭和29年)10月31日:競艇場前駅として開業[2]。
- 2019年(平成31年)4月1日:宮島ボートレース場駅に改称[5]。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)9月6日:線路移設工事のため、宮島口行きのホームを五日市側に移設。
- 2024年(令和6年)4月20日:広島方面のホーム美装化工事完了。
駅構造
[編集]当駅はホームが地面に接して置かれる地上駅という形態をとり、2面あるホームは2本の線路を挟み込むように配置されている[2]。以前は互いのホーム位置は斜向かいにずれていて、路線の起点から見て手前に広電西広島駅方面へ向かう上りホーム、奥に広電宮島口駅方面へ向かう下りホームがあり[2][7]。上りホームの宮島口方と下りホームの西広島方の間には踏切があった。 線路移設工事に伴い、下りホームが広島側に移設されたため、現在は上りホームと向かい合うように配置されている。
上りホームには屋根とベンチが備え付けられ[3]、電車接近表示器および構内踏切が設けられている。構内踏切は営業時間外には動作せず、遮断機が下りたままとなる。対して、下りホームには屋根やベンチの類は設置されていない[3]。現在は上りホームのみ、かつて宮島線内で運行されていた鉄道車両専用の高床ホームが残されていて、床の位置が高くなっている箇所がある[2][7]。
駅周辺
[編集]駅は宮島競艇場の正門前に位置する[3]。隣駅で宮島線の終点である広電宮島口駅とは200メートルしか離れておらず、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽線の宮島口駅も徒歩圏内にある[3]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ “路線・電停ガイド - 宮島線”. 広島電鉄. 2015年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、17・89頁頁。ISBN 978-4-06-295157-9。
- ^ a b c d e f g 西崎さいき『珍駅巡礼 2』イカロス出版〈イカロスMOOK〉、2013年、71頁。ISBN 978-4-86320-679-3。
- ^ 『広島県大百科事典』 下巻、中国新聞社、1982年、624頁。
- ^ a b 『4/1(月) 宮島線・市内線の駅・電停名称の変更について』(プレスリリース)広島電鉄、2019年2月19日 。2019年7月15日閲覧。
- ^ 臨時停車宮島ボートレース場の通過について - 広島電鉄
- ^ a b 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、118-121頁。ISBN 978-4-7942-1711-0。