窪田規一
表示
窪田 規一(くぼた きいち、1953年 - )は、日本の実業家。バイオベンチャー企業「ペプチドリーム」創業者で、2017年9月より同社代表取締役会長を現任。
来歴
[編集]1953年、東京都に生まれる。1976年に早稲田大学卒業[1]後、日産自動車に入社。1978年7月、スペシアルレファレンスラボラトリー(現 エスアールエル)入社。2000年11月、上場企業5社が出資しDNAチップの開発を行う「株式会社JGS」設立[2]。窪田は設立時の同社の専務取締役、2001年4月には代表取締役社長に就任した[3]。JGSは文部科学大臣賞を受賞するなど一定の評価を得たが[4]、2005年解散。同年9月、知人のアナリストの紹介で、東京大学TLOを介し菅裕明と会う。フレキシザイム(人工RNA触媒)の話を聞いた窪田は、菅とともに事業の方向性を検討し、2006年7月に東京大学駒場地区キャンパス内の産学連携施設にペプチドリーム株式会社を設立。同社代表取締役社長に就任した[2]。同社は2013年6月に東証マザーズに上場、2015年12月には東証一部に市場変更した。2017年9月27日、同社の代表権のある会長に就任。後任にはリード・パトリック前常務取締役が就任した[5]。2021年3月25日、任期満了に伴い同社取締役会長を退任。2021年6月22日、株式会社ケイエスピー代表取締役社長に就任した。
人物
[編集]音楽好きで、「研究者でなければミュージシャンになっていた」と語る[2]。座右の銘は「Our Dreams can come true!」[6]。
脚注
[編集]- ^ “ペプチドリーム・窪田規一社長に聞いた創薬ビジネスの将来”. 会社四季報ONLINE (2014年11月10日). 2017年9月30日閲覧。
- ^ a b c “「iPSも海外が奪う」先駆者ペプドリ社長の警告”. College cafe by NIKKEI (2016年1月11日). 2017年9月30日閲覧。
- ^ “上場会社トップインタビュー「創」窪田 規一”. 日本取引所グループ. 2017年9月30日閲覧。
- ^ “大学発ベンチャー:成功する経営陣の条件”. 企業家倶楽部 (2015年12月4日). 2017年9月30日閲覧。
- ^ “パトリック常務が社長に‐代表取締役2人体制へ ペプチドリーム”. 薬事日報. (2017年8月28日) 2017年9月30日閲覧。
- ^ “不治の病に効く新薬を開発/ペプチドリーム社長 窪田規一”. 企業家倶楽部 (2014年4月17日). 2017年9月30日閲覧。