稲田秀樹
表示
稲田 秀樹(いなだ ひでき、1964年2月16日 - )は、東宝に所属する映画プロデューサー[1]。
来歴・人物
[編集]北海道出身[2]。北海道札幌東高等学校から北海道大学経済学部に進学し[3]、映画研究会に所属[2]。ヴィム・ヴェンダースやフォルカー・シュレンドルフなどのドイツ映画に影響され、ドイツ留学も経験する[2]。映画熱に浮かされて大学を中退して上京し、通販番組やアイドルビデオ、アダルトビデオの手伝い、映画館のモギリなどで糊口をしのぎながら、知り合った映画プロデューサーの紹介によりライトヴィジョンに入社[2]。
1995年に共同テレビジョンに移籍[2]。以降、『いいひと。』(関西テレビ・フジテレビ)、『アンフェア』(関西テレビ・フジテレビ)、『リーガル・ハイ』(フジテレビ)などのテレビドラマ、『笑の大学』、『電車男』など映画のプロデュースを手がけ数々のヒット作品を生み出した[2]。
2016年3月に共同テレビを退社し、同年4月テレビ東京に編成局次長兼統括プロデューサーとして中途入社[2]。同年7月から放送された金曜8時のドラマ枠の『ヤッさん〜築地発! おいしい事件簿〜』が、テレビ東京移籍後初めてプロデュースしたドラマとなった[4][5]。2018年、ビジネスパーソンに向けたドラマ枠「ドラマBiz」を新設する[6]。
2023年3月末にテレビ東京を退社し、同年4月東宝に移籍[1]。
作品
[編集]テレビドラマ
[編集]共同テレビ時代
[編集]局名のないものはフジテレビ
- 木曜の怪談「怪奇倶楽部」(1995年)
- 宮沢賢治生誕100年記念ドラマ 奇跡の少年(1996年、岩手めんこいテレビ)
- 新・木曜の怪談「サイボーグ」(1996年)
- いいひと。(1997年、関西テレビ)
- 世にも奇妙な物語
- 甘い結婚(1998年)
- ソムリエ(1998年、関西テレビ)
- 恋愛詐欺師(1999年、テレビ朝日)
- 催眠(2000年、TBS)
- 私を旅館に連れてって(2001年)
- 初体験(2002年)
- やんパパ(2002年)
- ダイヤモンドガール(2003年)
- 八つ墓村(2004年)
- みんな昔は子供だった(2005年・関西テレビ)
- 女王蜂(2006年)
- アンフェア(2006年、関西テレビ)[7]
- 花嫁とパパ(2007年)
- 薔薇のない花屋(2008年、フジテレビ、作品自体は局制作)
- シバトラ〜童顔刑事・柴田竹虎〜(2008年)
- フジテレビ開局50周年企画 わが家の歴史(2010年)
- ジョーカー 許されざる捜査官(2010年)
- ギルティ 悪魔と契約した女(2010年、関西テレビ)
- リーガル・ハイ(2012年、2013年、第2期以降局制作)
- 家族ゲーム(2013年)
- よろず占い処 陰陽屋へようこそ(2013年、関西テレビ)
- HAMU -公安警察の男-(2014年1月10日、アソシエイトプロデューサー)
- 無痛〜診える眼〜(2015年、アソシエイトプロデューサー)
テレビ東京時代
[編集]- ヤッさん〜築地発! おいしい事件簿〜(2016年、プロデューサー)[4]
- マッサージ探偵ジョー(2017年、プロデューサー)
- ヘッドハンター(2018年、チーフプロデューサー)[6]
- ラストチャンス 再生請負人(2018年、チーフプロデューサー)
- Aではない君と(2018年、チーフプロデューサー)
- ハラスメントゲーム(2018年、チーフプロデューサー)
- よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜(2019年、プロデューサー)
- ハル〜総合商社の女〜(2019年、プロデューサー)
- 病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜(2020年、プロデューサー)
- 病院の治しかた~スペシャル~(2021年7月26日)
- レンタルなんもしない人(2020年、プロデューサー)
- ふろがーる!(2020年、プロデューサー)
- 共演NG(2020年、プロデューサー)
- 春の呪い(2021年、チーフプロデューサー)
- 女の戦争〜バチェラー殺人事件〜(2021年、チーフプロデューサー)
- ドラマ「家、ついて行ってイイですか?」(2021年、チーフプロデューサー)
- 吉祥寺ルーザーズ(2022年、プロデューサー)
- ダ・カーポしませんか?(2023年、プロデューサー)
- 神の手(2023年、プロデューサー)
- ハイエナ(2023年、協力プロデューサー)
映画
[編集]- 笑の大学(2004年)
- 電車男(2005年)
- キャッチ ア ウェーブ(2006年)
- アンフェア the movie(2007年)
- アンフェア the answer(2011年)
- エイプリルフールズ(2015年)
- アンフェア the end(2015年)
脚注
[編集]- ^ a b ハイエナな者 #稲田ひでき [@INAP17INAP] (2023年4月7日). "4月になって少しばかり日が経ちましたが、皆様にご報告を!私、丸7年お世話になったテレビ東京を先月末で退社し、今月から映画会社の東宝に籍を移すこととなりました。今後は映画に軸足を置きつつ活動して参ります。変わらずごひいき頂ければと!". X(旧Twitter)より2023年11月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g “テレビプロデューサー 稲田秀樹(株式会社テレビ東京 ドラマBiz チーフプロデューサー)/スペシャリストたちの7つ道具vol.8”. ジョイキャリア (2018年12月7日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ a b “伊原剛志、宿ナシ無一文だけど食の天才 ゴールデンタイムの連ドラ初主演”. ORICON NEWS. (2016年6月3日) 2016年6月3日閲覧。
- ^ (インタビュアー:佐々木なつみ)「ドラマ通が注目!? あの名物プロデューサーがテレビ東京に転職、築地でドラマをつくる理由」『マイナビニュース』、2016年7月21日。オリジナルの2018年7月12日時点におけるアーカイブ 。2018年7月12日閲覧。
- ^ a b “草なぎ剛初主演ドラマ「いいひと。」が大きな自信につながった【テレビ東京プロデューサー / 稲田秀樹】”. ウォーカープラス. KADOKAWA (2018年5月2日). 2018年7月12日閲覧。
- ^ “「アンフェア」シリーズ10年を振り返る!稲田秀樹プロデューサーインタビュー”. Pony Canyon News. ポニーキャニオン (2016年3月3日). 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月12日閲覧。
外部リンク
[編集]- 稲田秀樹 - allcinema
- 稲田 秀樹 (/hideki.inada.1) - Facebook
- サタドラな者 #稲田ひでき (@INAP17INAP) - X(旧Twitter)