稲沢祐介
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稲沢 祐介(いなざわ ゆうすけ、1935年 - )は日本の邦楽の作曲家、旧満州国牡丹江市出身。
日本作曲家協会会員、全日本音楽著作家協会理事。
来歴
[編集]1960年春、東京赤坂在住の叔母の紹介を経て、武蔵野市在住の故岡本敦郎夫妻に師事する。 岡本敦郎の妻、ピアニスト岡本滋子にピアノの基本レッスンを、岡本敦郎に歌謡曲奏法及歌唱法の手ほどきを受ける。一方、遠藤実を始めとする多くの歌謡作家を輩出した作詩家、故松村又一の門下生となり1966年3月発売の「鳴門小唄」がレビュー作となる。[1] 筆名の稲沢祐介は松村又一の命名による。冠二郎は娘婿である[2]。
作風
[編集]冠二郎「あなたは男でしょう」、さくらと一郎「かつおぶし」といったロマンチックでユニークな作品に加え、世界一の小売チェーン店で知られる旧ヤオハンの創業者、テレビドラマ「おしん」のモデルとも言われている和田カツの素材原による瀬川瑛子の「やっちゃ場繁盛記」、金田たつえの「この愛に生きて」、北方領土をテーマーにた「あぁ帰りたい~望郷峠~」に見られる様な社会性を反映した作品などバラエティーに富む。他に、短歌に付曲した珍しい作品「明日香野」がある。[3]近作に盲目の人生を生きて行く女性達を描いた作品、金田たつえの「瞽女の恋唄」がある。
主な作品
[編集]- あなたは男でしょう(1982)野崎秀孝作詞/唄冠二郎
- かつおぶし(1990年5月)松村又一作詞/唄さくらと一郎
- きずな川(1990年5月)菊地宏作詞/唄さくらと一郎
- 夫婦よされ(1991年9月)岡まさと作詞/唄金田たつえ
- ねおん話(1991年10月)岡まさと作詞/唄瀬川瑛子
- やっちゃ場繁盛記(1991年10月)岡まさと作詞/唄瀬川瑛子[4][5]
- かもめ海峡(2005年12月)荒川利夫作詞/唄 秋山洋子
- 風雪夫婦船(2006年1月)高田博作詞/唄 千葉げん太
- この愛に生きて(2012年7月)池田謙一作詞/高橋直人補作詞/唄金田たつえ
- 夫婦桜(2015年1月)菅麻貴子作詞/唄金田たつえ
- 瞽女の恋唄(2016年2月)沼川淳作詞/唄金田たつえ
- 沖縄哀歌(2017年1月))荒川利夫作詞/唄金田たつえ
- 夫婦蛍(2019年1月))土屋正敬作詞/唄金田たつえ
- あぁ帰りたい~望郷峠~(2020年1月))高橋直人作詞/唄金田たつえ
- 短歌歌謡「明日香野」(松村又一作詞)
- 社会福祉法人 静岡県身体障害者福祉会会歌「友愛」、テーマソング「輝きのなかで」