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稲垣美晴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

稲垣 美晴(いながき みはる、1952年 - )は、フィンランド語を専門とする日本翻訳家エッセイスト

経歴

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1952年[1]東京都[1]出身。 女子学院高校を経て[2]青山学院女子短期大学国文科[1]東京芸術大学美術学部[3]を卒業。 東京芸術大学在学中からフィンランドヘルシンキ大学に留学してフィンランド人の画家アクセリ・ガッレン=カッレラを研究し、東京芸術大学卒業後もヘルシンキ大学でフィンランド語を学ぶ。

帰国後、『フィンランド語は猫の言葉』(1981年、文化出版局)を初めとするエッセイなどを発表してフィンランドの文化を紹介するとともに、フィンランド語の書物を翻訳。

1995年から2007年まで、東海大学文学部北欧学科に非常勤講師として勤務。

2008年、児童文学を中心に、フィンランドの文学、美術、歴史に関する書籍を刊行する出版社である猫の言葉社を設立した。

著書

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  • 『フィンランド語は猫の言葉』(文化出版局) 1981年、講談社講談社文庫〉 1995年
    • 新装版(猫の言葉社) 2008年
  • 『サンタさん、分析します』(文化出版局) 1982年、のち改題『サンタクロースの秘密』(講談社文庫) 1995年
  • 『注文の多い翻訳家』(筑摩書房)1987年

共著

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翻訳

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  • 『地平線のかなたまで』(ヘルヤ・リウッコ=スンドストロム、CBS・ソニー出版) 1982年、のち猫の言葉社 2011年
  • シベリウスの生涯』(ハンヌ・イラリ・ランピラ、筑摩書房) 1986年
  • 『サンタと小人の国のお話集』(マルヤッタ・クレンニエミ、ユッカ・レンメッチュ絵、偕成社) 1988年
  • 『子うさぎヌップのふわふわふとん』(タルリーサ・ヴァルスタ、あかね書房) 2000年
  • 『タトゥとパトゥのへんてこマシン』(アイノ・ハブカイネン, サミ・トイボネン、偕成社) 2007年
  • 『ヌンヌ』(オイリ・タンニネン、あすなろ書房) 2009年
  • 『カイサのふうせんガム大さくせん』(サムリ・ヴァルカマ著、猫の言葉社) 2009年
  • 『赤いぼうしのタルレーナ かわいい小人のお話』(エイナ・カルヤライネン、クリステル・レンス絵、学研教育出版) 2009年
  • 『出ておいで森のようせい タルレーナと友だち』(エイナ・カルヤライネン、クリステル・レンス絵、学研教育出版) 2009年
  • 『ふしぎなボタン』(ミルヤ・オルヴォラ、サッラ・サヴォライネン絵、猫の言葉社) 2010年
  • 『なかなおり』(ヘルヤ・リウッコ=スンドストロム、猫の言葉社) 2011年
  • 『木の音をきく』(リーッタ・ヤロネン、クリスティーナ・ロウヒ絵、猫の言葉社) 2012年
  • 『オーロラの雪』(リーッタ・ヤロネン、クリスティーナ・ロウヒ絵、猫の言葉社) 2013年
  • 『いつまでも大切なもの』(ヘルヤ・リウッコ=スンドストロム、猫の言葉社) 2014年
  • 『人形劇であそびましょう!』(マイヤ・バリチ、猫の言葉社) 2015年
  • 『天使に守られて』(ヘルヤ・リウッコ=スンドストロム、猫の言葉社) 2017年

マウリ・クンナス

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  • 『サンタクロースと小人たち』(マウリ・クンナス偕成社) 1982年
  • 『フィンランドのこびとたちトントゥ』(マウリ・クンナス、文化出版局) 1982年、のち猫の言葉社 2010年
  • 『ナイト・ブック 夜、おきていたら…』(マウリ・クンナス、偕成社) 1985年
  • 『ゆかいなスポーツ大百科』(マウリ・クンナス、サンリオ) 1985年
  • 『ひゃーおばけがいっぱい!』(マウリ・クンナス、偕成社) 1986年
  • 『サンタさんへ12のプレゼント!』(マウリ・クンナス、偕成社) 1988年
  • 『3001年宇宙大ぼうけん』(マウリ・クンナス、偕成社) 1990年
  • 『やったね! 大スクープ!! 新聞ができるまで』(マウリ・クンナス、偕成社) 1991年
  • 『げんきだね!! ドラキュラおじいちゃん』(マウリ・クンナス、偕成社) 1992年
  • 『サンタクロースとまほうのたいこ』(マウリ・クンナス、偕成社) 1996年
  • 『大時計のおばけたち』(マウリ・クンナス、偕成社) 1997年
  • 『わすれられないクリスマス』(マウリ・クンナス、猫の言葉社) 2008年
  • 『ぐっすりメーメさん 夜のおさんぽ?』(マウリ・クンナス、猫の言葉社) 2009年
  • 『ぐっすりメーメさんの世界旅行』(マウリ・クンナス、猫の言葉社) 2012年
  • 『ぐっすりメーメさんのワードブック』(マウリ・クンナス、猫の言葉社) 2014年

脚注

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  1. ^ a b c 『フィンランド語は猫の言葉』講談社〈講談社文庫〉1995年、奥付。
  2. ^ 猪熊建夫「名門高校の校風と人脈(26) 女子学院高校(私立・東京都千代田区)」『エコノミスト』第91巻第1号、毎日新聞社、2013年1月8日、74-75頁。 
  3. ^ 著者紹介 稲垣美晴”. 偕成社. 2013年2月9日閲覧。[リンク切れ]

外部リンク

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