コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

秋月種英

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋月種英
あきづき たねひで
生年月日 1880年3月9日
没年月日 (1961-10-29) 1961年10月29日(81歳没)
出身校 京都帝国大学法科大学卒業
(現京都大学法学部
前職 カルピス製造監査役[1]
(現カルピス
所属政党 研究会
配偶者 秋月利武子
秋月須磨子
親族 父・秋月種樹(貴族院議員)
義父・牧野伸顕(内大臣)
義兄・吉田茂(内閣総理大臣)
孫・武見敬三(参議院議員)

在任期間 1914年7月11日 - 1947年5月2日
テンプレートを表示

秋月 種英(あきづき たねひで[2][3]1880年明治13年)3月9日[2] - 1961年昭和36年)10月29日[2][3])は、明治から昭和期の実業家政治家華族貴族院子爵議員

経歴

[編集]

高鍋藩主家当主、子爵秋月種樹の二男として生まれる[2][4][5]。兄秋月種繁の死去に伴い家督を相続し、1890年(明治23年)10月2日、子爵を襲爵した[2][4][6]

第四高等学校を経て[5]1910年(明治43年)7月、京都帝国大学法科大学を卒業[3][4][7]。同年、司法省に入省し司法属となる[3][4]。以後、輸出水産取締役、明治漁業監査役、カルピス製造監査役などを務めた[4]

1914年(大正3年)7月11日、貴族院子爵議員補欠選挙で当選し[8][9]研究会に属して活動し[3]1947年(昭和22年)5月2日の貴族院廃止まで5期在任した[3]。この間、廣田内閣司法参与官、司法制度調査委員会委員、司法省委員などを務めた[3]

栄典

[編集]

家族・親族

[編集]
秋月家
  • 母・藤子(ふじこ、烏丸光政の五女)[2][5]
  • 先妻・利武子(りふこ、牧野伸顕の二女)[2]
  • 後妻・須磨子(すまこ、鍋島茂隣の四女)[2]
  • 長男・種明[2]
  • 長女・良子
  • 二女・英子(武見太郎夫人)[2]
  • 三女・治子[1](黒田慶一郎の妻) - 黒田慶一郎は黒田慶樹の伯父である。
親戚

脚注

[編集]
  1. ^ a b 『人事興信録 第10版 上』ア96 - 97頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年5月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 『平成新修旧華族家系大成 上巻』19-20頁。
  3. ^ a b c d e f g 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』33頁。
  4. ^ a b c d e 『人事興信録 第14版 上』ア70頁。
  5. ^ a b c 『華族畫報 下』662頁。
  6. ^ 『官報』第2180号、明治23年10月3日。
  7. ^ 『京都帝国大学一覧 明治43-44年』卒業生姓名 法学士46頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年5月26日閲覧。
  8. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、23頁。
  9. ^ 『官報』第585号、大正3年7月13日。
  10. ^ 『官報』第4117号「叙任及辞令」1926年5月17日。

参考文献

[編集]
  • 『京都帝国大学一覧 明治43-44年』京都帝国大学、1912年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第10版 上』人事興信所、1934年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。
  • 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 上巻』霞会館、1996年。
  • 杉謙二編『華族畫報 下』吉川弘文館、2011年(華族画報社大正2年刊の複製)。
日本の爵位
先代
秋月種繁
子爵
高鍋秋月家第2代
1890年 - 1947年
次代
(華族制度廃止)