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怨み

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私怨から転送)

怨み(うらみ、常用漢字表記: 恨み[注 1]は、他者からの仕打ちに対して不満と思い、憤って憎む気持ちのことを指す[1]怨念怨恨私怨ともいう[2]。古来は、怨みや憎しみを持った人の生霊や、非業の最期を遂げた人の霊などが怨霊になると考えられていた[3]

また、「うらみ」は心残りや悲しみなどを指すこともある[2]。「うらめしみ」という言葉は、形容詞「うらめしい」の語幹に、連用修飾語の「み」をつけたものが語源となっている[4]

「怨み」を含む言葉

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  • 怨み骨髄に入る(うらみこつずいにいる)[5]
  • 睚眥の怨み(がいさいのうらみ)[6]
  • 徳を以て怨みを報ず(とくをもってうらみをほうず、別名: 怨みに報いるに徳を以てす)[7][8]
  • 身自ら厚くして薄く人を責むれば則ち怨みに遠ざかる(みみずからあつくしてうすくひとをせむればすなわちうらみにとおざかる)[9]

脚注

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注釈

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  1. ^ 怨み(うらみ)は、平成22年内閣告示第2号「常用漢字表」に当てはまらない訓。

出典

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  1. ^ 恨み/怨み/憾み(うらみ)の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. 2021年8月17日閲覧。
  2. ^ a b デジタル大辞泉. “恨みとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
  3. ^ 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版. “怨霊とは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
  4. ^ 日本国語大辞典, 精選版. “恨み・怨みとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
  5. ^ 故事成語を知る辞典. “怨み骨髄に入るとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
  6. ^ 日本国語大辞典,デジタル大辞泉, 精選版. “睚眥の怨みとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
  7. ^ 故事成語を知る辞典. “徳を以て怨みを報ずとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
  8. ^ 故事成語を知る辞典. “怨みに報いるに徳を以てすとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
  9. ^ デジタル大辞泉. “身自ら厚くして薄く人を責むれば則ち怨みに遠ざかるとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。

関連項目

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