私はカメラ
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私はカメラ I Am a Camera | |
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脚本 | ジョン・ヴァン・ドルテン クリストファー・イシャーウッド作『ベルリン物語』原作 |
登場人物 | クリストファー・イシャウッド フロウライン・シュナイダー フリッツ・ウェンデル サリー・ボウルズ ナタリア・ランダワー クライヴ・モーティマー ミセス・ワトソン・コートニッジ |
初演日 | 1951年11月28日 |
初演場所 | ニューヨークのエンパイア劇場 |
主題 | ヒトラー政権前のベルリンでのイギリス人作家の生活 |
ジャンル | 演劇 |
舞台設定 | 1930年、ベルリンにあるシュナイダーのアパートの1室 |
私はカメラ (英語: I Am a Camera) は、1951年のジョン・ヴァン・ドルテンによるブロードウェイの演劇[1] [2]。クリストファー・イシャーウッドの小説集『ベルリン物語』の短編『さらばベルリン』の舞台化である。題名はこの短編の1ページ目「私はカメラ。シャッターを開け、受け身で、何も考えず撮るだけ」から採用された[3]。オリジナル・プロダクションはジョン・ヴァン・ドルテンが演出、ボリス・アロンソンが装置および照明デザイン、エレン・ゴールズボロが衣裳を担当した[1]。1951年11月28日、ニューヨークのエンパイア劇場で開幕し、214回上演ののち1952年7月12日に閉幕した[4]。
この公演は批評的に称賛を受け、無頓着なサリー・ボウルズ役を演じたジュリー・ハリスはトニー賞演劇主演女優賞を初めて受賞し、ナタリア役のマリアン・ウインターズはシアター・ワールド・アワードとトニー賞双方の助演女優賞を受賞した。1952年、ジョン・ヴァン・ドルテンはニューヨーク・ドラマ批評家サークルからアメリカ作品賞を受賞した[4]。ただし著名な批評家のウォルター・カーは「私にはライカではなかった」と評された[5][6]。
1951年、オリジナル・ブロードウェイ・キャスト
[編集]- クリストファー・イシャウッド - ウィリアム・プリンス
- フロウライン・シュナイダー - オルガ・ファビアン
- フリッツ・ウェンデル - マーティン・ブルックス
- サリー・ボウルズ - ジュリー・ハリス
- ナタリア・ランダワー - マリアン・ウインターズ
- クライヴ・モーティマー - エドワード・アンドリューズ
- ミセス・ワトソン・コートニッジ - キャサリン・ウィラード
派生作品
[編集]- 映画 - 『嵐の中の青春』(1955年) - ジョン・コリア脚本、マルコム・アーノルド音楽、ジュリー・ハリス、ローレンス・ハーヴェイ、シェリー・ウィンタース出演
- ブロードウェイ・ミュージカル - 『キャバレー』(1966年) - ハロルド・プリンス演出、ジョー・マスタロフ脚本、ジョン・ケンダー作曲、フレッド・エブ作詞、ジル・ハワース、バート・コンヴィ、ロッテ・レーニャ、ジャック・ギルフォード、ジョエル・グレイ出演
- ミュージカル映画 - 『キャバレー』(1972年) - ボブ・フォッシー監督、ジョン・ケンダー作曲、フレッド・エブ作詞、ライザ・ミネリ、ジョエル・グレイ、マイケル・ヨーク出演
脚注
[編集]- ^ a b Van Druten, John (1951). I Am a Camera. Random House, Inc
- ^ Van Druten, John (1998). I Am a Camera. Dramatists Play Service, Inc. ISBN 0822205459
- ^ Isherwood, Christopher (1963). The Berlin Stories: the Last of Mr. Norris and Goodbye to Berlin. New Directions. ISBN 0811200701
- ^ a b Playbill Vault. “I Am a Camera on Broadway”. 2013年10月27日閲覧。
- ^ Botto, Louis."Quotable Critics" playbill.com, May 28, 2008
- ^ Friedman, M. (1989). “Commercial expressions in American humor: an analysis of selected popular-cultural works of the postwar era”. Humor - International Journal of Humor Research 2 (3): 265–284. doi:10.1515/humr.1989.2.3.265. ISSN 1613-3722.