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福田宏 (工学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福田 宏
(ふくだ ひろし)
生誕 1961年
日本の旗 東京都新宿区
教育 筑波大学大学院
工学研究科博士課程修了
業績
専門分野 情報工学
勤務先 静岡県立大学
北里大学
成果 色彩図形画像
情報処理の研究
三体問題数理の研究
受賞歴 毎日出版文化賞企画部門2005年
情報処理学会論文賞 (2016年)
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福田 宏(ふくだ ひろし、1961年 - )は、日本の工学者色彩情報処理三体問題離散幾何学)、プログラマ。学位は工学博士筑波大学1989年)。北里大学一般教育部教授・大学院医療系研究科教授。

来歴

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生い立ち

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1961年東京都新宿区にて生まれた[1]電気通信大学に進学し、電気通信学部物理工学科にて学んだ[1]1984年に大学を卒業すると、筑波大学の大学院に進学した[1]工学研究科物理工学専攻にて研究を進め、1989年に博士課程を修了した[1]。このとき、工学博士の学位を取得した[1]。 学位論文の名は「低エネルギーイオン・原子衝突の理論的研究」。[2]

大学院修了後、科学技術庁の基礎科学特別研究員として、理化学研究所にて勤務する[1]

研究者として

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1991年、静岡県立大学に採用され、経営情報学部経営情報学科助手として着任した[1]。以来、同学科にて講師、助教授、准教授を務めた[1]。また、静岡県立大学大学院では、経営情報学研究科経営情報学専攻の講師、助教授、准教授も兼務した。2008年北里大学に転じ、一般教育部基礎教育センターの准教授に就任した[1][3][4]。また、翌年より、同大学の大学院にて医療系研究科医療工学群の准教授を兼務している[1][3][5]

研究

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福田による準天頂衛星の傾斜角45度、離心率0.1の軌道のムービー

専門は物理工学や情報工学であり、色彩情報処理三体問題離散幾何学といった分野を研究している[6]。だが、自身の研究について「計算機を道具として工学・理学]諸問題に取り組んでいきたい」[6]と述べるなど、工学から理学にかけて広い範囲をターゲットとしており、著書も情報工学関連だけにとどまらず理学や数学関連の書籍も上梓している。

具体的には色彩、図形、画像などの情報処理を研究しており、色彩情報処理については色覚シミュレーションや特性の測定といった研究に従事している[3]。色覚に関する検査方法やシステムにおいて、複数件の特許を有する[7][8][9]。図形情報処理については、タイリング、アイソヘドラル、再帰曲線、ゴスパー曲線などが主たるテーマとしている[3]。画像情報処理については、リモートセンシングの研究に取り組んでおり、村上篤司植松正吾勝矢光昭らとともに「静岡リモートセンシンググループ」に参画し、地球観測衛星からのデータに対して多次元画像処理や統計処理を施すことで、他の研究に資することを目指した[10][11]

また、多体問題の中でも三体問題の数理を研究している。日本の準天頂衛星システム計画をはじめ準天頂衛星で用いられる8の字軌道についての研究や、コレオグラフィーについての研究を行っている[3]

また、ソフトウェア作家としての顔も持ち、自作のソフトウェアの一部はベクターウェブサイトにて公開している[12][13]

略歴

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賞歴

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著作

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共著

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翻訳

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j 「略歴」『Profile』。
  2. ^ 博士論文書誌データベース
  3. ^ a b c d e 「福田宏」『北里大学研究情報データベース北里大学、2009年7月15日。
  4. ^ 「情報科学単位」『一般教育部教員一覧 / 北里大学一般教育部北里大学
  5. ^ 「医療系研究科」『教員情報(学位・業績等)大学院 / 北里大学北里大学、2010年5月1日。
  6. ^ a b 「研究内容」『Profile』。
  7. ^ 特許第3854492号。
  8. ^ 特許第4097628号。
  9. ^ 特許第4759696号。
  10. ^ 「静岡リモートセンシンググループについて」『静岡リモートセンシンググループについて』静岡リモートセンシンググループ。
  11. ^ 「メンバー」『静岡リモートセンシンググループについて』静岡リモートセンシンググループ。
  12. ^ 「AUTHOR DATA」『作者: 福田 宏ベクター
  13. ^ 「Software」『kilin - Software』。

関連項目

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外部リンク

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