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福川裕一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

福川 裕一(ふくかわ ゆういち)は、日本の都市研究者で千葉大学名誉教授[1]。専門は都市計画・アーバンデザインそして歴史的環境の保全、既成市街地(中心市街地)再生[2]

人物

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川越一番街、佐原、長浜、小諸、高松市丸亀町[3]、石巻中心市街地[4]などの調査研究やまちづくりにかかわる。中心市街地活性化には「合意形成システム」と「市民による開発システム(まちづくり社会)」の二本柱の必要が持論だったが、現在はそれを「デザイン」「スキーム」「ビジネス(ライフスタイルのブランド化)」の「3ポイント・アプローチ」へ拡張・展開中。

川越一番街町並み委員会・副委員長、NPO全国町並み保存連盟・代表[5]、一般社団法人讃岐ライフスタイル研究所共同代表、ICOMOS下部組織CIVVIHメンバー。高松丸亀町商店街でライフスタイルショップ「まちのシューレ・963」運営にもかかわる[6]

経歴

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1972年 東京大学工学部都市工学科卒業。 1978年 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。工学博士。明治大学工学部建築学科助手。 1982年 千葉大学工学部講師。1985年 千葉大学工学部助教授。1992年 ベトナムの町並み保存プロジェクト参加。その後ホイアン世界遺産に。 1994年 建築作品・都市開発プロジェクトとして「木曽暮らしの工芸館」(新建築 8 月号)。 1996年 千葉大学大学院自然科学研究科・多様性科学教授。2015年3月退職[7]

著書

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  • 『ゾーニングとマスタープラン』(学芸出版)1997年
  • 「都市住宅に対する都市計画的アプローチとは何か」(都市住宅学9)1998年
  • 『ぼくたちのまちづくり 全4冊』(岩波書店)1999年[8]
  • 『持続可能な都市』(岡部明子先生と共著・岩波書店)[9]
  • 「中世都市 新装版」(訳書、 ハワード・サールマン/著)
  • 『中心市街地活性化とまちづくり会社』(建築学会 丸善)2005年
  • 『都市空間のデザイン』(大谷幸夫著、福川裕一編、岩波書店)2012年
  • 「超入門! ニッポンのまちのしくみ」(監修) - 淡交社[10]

受賞歴

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  • 1998年 都市住宅学会賞 受賞。
  • 1999年 日本都市計画学会石川賞 受賞。
  • 2000年 ホイアン町並み保存プロジェクト 建築学会賞 受賞。
  • 2008年 都市開発プロジェクトとして「高松市丸亀町商店街A街区市街地再開発」日本都市計画学会石川賞 受賞[11]

脚注

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  1. ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “福川裕一|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2020年2月27日閲覧。
  2. ^ 委員の紹介 | 委員会等の紹介・概要・名簿 | まちなか再生ポータルサイト”. www.furusato-zaidan.or.jp. 2020年2月27日閲覧。
  3. ^ 参考文献・資料 ? creative-town - クリエイティブタウン推進機構
  4. ^ [1]
  5. ^ 記事”. machinami. 2020年2月27日閲覧。
  6. ^ 福川 裕一 FUKUKAWA Yūichi”. nippon.com. 2020年2月27日閲覧。
  7. ^ クリエイティブタウンを実現する:3ポイント・アプローチ”. gacco The Japan MOOC. 2020年2月27日閲覧。
  8. ^ 岩波書店”. 岩波書店. 2020年2月27日閲覧。
  9. ^ 持続可能な都市―欧米の試みから何を学ぶか”. 紀伊國屋書店ウェブストア. 2020年2月27日閲覧。
  10. ^ 超入門! ニッポンのまちのしくみ 福川裕一(監修) - 淡交社”. 版元ドットコム. 2020年2月27日閲覧。
  11. ^ 「新建築」2008年1月号