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福井県こども家族館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福井県こども家族館
福井県こども家族館の位置(福井県内)
福井県こども家族館
福井県内の位置
施設情報
専門分野 創造
事業主体 福井県健康福祉部こども未来課
指定管理者おおい町
位置 北緯35度28分52.68秒 東経135度37分41.00秒 / 北緯35.4813000度 東経135.6280556度 / 35.4813000; 135.6280556座標: 北緯35度28分52.68秒 東経135度37分41.00秒 / 北緯35.4813000度 東経135.6280556度 / 35.4813000; 135.6280556
プロジェクト:GLAM
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福井県こども家族館(ふくいけんこどもかぞくかん)は、福井県大飯郡おおい町成海にある体験型児童館である[1][2]。ここでは、当館北側にある緑地公園、和田港成海緑地(わだこうなるみりょくち)にある施設情報も併せて紹介する。

概要

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子どもと家族とのふれあいの場を提供する目的で設置され、2008年平成20年)8月1日にオープンした[3]。当館は交流・工房・あそびの各ゾーンとふしぎ体験エリアと展望フロアで構成されていたが、2021年令和3年)3月に福井県子ども家庭課が「リニューアル概要(案)」を発表したため[4]、それを基に改装工事が行われた[5]

改装工事を終え、2023年(令和5年)4月15日にリニューアルオープンした当館には[6]、「クライミングウォール」・「空の上ハンモック」・「すくすくフォレスト」の3つが新設され[6][7]、ゾーン設定と利用者層の見直しが行われた(詳細は後述)。当館に新設された「クライミングウォール」の高さは16 mであり[6]、国内最大級の規模を誇る[5][7][8]

当館の北側には「和田港成海緑地」があり、芝生広場が大きく広がっている。当館のリニューアル工事に併せて同広場の工事も行われ、スケートパーク(愛称:「うみんぱ」[9])・3 on 3バスケットコート・複合遊具の3つが開設した。この3施設も福井県子ども家庭課が「リニューアル概要(案)」として発表した計画に盛り込まれていたものである[4]

沿革

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施設

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館内

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下表の各ゾーンで構成される。各フロアの施設概要は後述

施設 備考
4 展望フロア 吹き抜け構造
(4階:屋内型展望台を併設[16]
(2階:屋上テラスを併設[17]
(3) あそび体験ゾーン、ふしぎ体験エリア
2
1 エントランスゾーン、交流ゾーン、工房ゾーン 各種体験教室の会場を併設

館内施設概要

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1階
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  • エントランスゾーン
    • 館の特色を集めたものであり、「海」・「帆船」・「家族」・「わくわく」の4つをテーマとしている[18]。同ゾーンにはエントランスホールと授乳室の他に、「海底のエントランス」(スクリーン映像)・「どうぶつ家族うらない」(家族に関する質問に答えるコーナー)・「わくわくショップ」(買い物を体験する施設)の3つが設けられている[18]
  • 交流ゾーン
    • ランチプラザ(お弁当ひろば)とおもちゃ・絵本・木のボールプールで構成される交流サロン、「すくすくフォレスト」(福井県の材を使用した木育スペース)がある[19]。同ゾーンには授乳室とボランティア室が併設されている[19]
  • 工房ゾーン
2階(・3階)
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  • あそび探検ゾーン
  • ふしぎ体験エリア
    • 冒険の港町を模したもので、音・色・光・形などをテーマとした体験エリアとなっている[8]。同エリア内には「帆船の積荷」・「勇気の穴」・「物語の鏡」・「らせんの階段」・「プラネタリウムの授乳室」・「ミニボルダリング」・「ミニミニスケートパーク」がある[8]
4階
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  • 展望フロア
    • 屋内型展望台[16]。帆船をモチーフとした大型遊具、「こども探検号」(前述)や小浜湾[21])を眺めることができる[16]

屋外

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遊具・モニュメント・芝生広場で構成されている[17]。当館北側に「和田港成海緑地」(※以降は「成海緑地」と表記)があり、スケートパーク(愛称:「うみんぱ」[9])・3 on 3バスケットコート・複合遊具が設置されている[13]

イベント

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調理体験(「みんなでクッキング」)・ものづくり教室(「わいわいものづくり」)・親子ふれあい企画(「すくすくフォレスト」)などが開催される[注 5][22]。なお、各イベントの開催予定は『こども家族館だより』に掲載されている[23]

ゾーン構成の見直し

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2021年令和3年)3月に福井県子ども家庭課が「リニューアル概要(案)」を発表し、ゾーン構成や主な利用者層の見直しが行われた[4]。詳細は下表を参照。

改装前 改装後
施設 主な利用者層 施設 主な利用者層
2 あそび体験ゾーン 5・6歳 - 小学校高学年 2 空と海の冒険ゾーン 5・6歳 - 小学校高学年
1 交流ゾーン 乳幼児 1 家族のやすらぎと知育ゾーン 乳幼児 - 小学校低学年
展示ゾーン 5・6歳 - 小学校低学年
工房ゾーン
屋外 芝生広場、多目的広場 幼児 - 小学校低学年 屋外 スポーツ・レクリエーション施設 幼児 - 青年・若者

展示改善の方向性として同課より発表されたゾーンのテーマは下記のとおり。

ゾーンのテーマ
  • 2階 - 「子どもが遊びを通じて、自分の能力や可能性を発見し成長できるゾーン」[4]
  • 1階 - 「子育て家庭が安心してくつろげ、親子で一緒に楽しみながら子どもの健やかな成長を促すゾーン」[4]
備考
  • このリニューアルに併せて、「クライミングウォール」・「空の上ハンモック」・「すくすくフォレスト」が設けられた[6][7]

その他

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  • 当館のマスコットキャラクターとして、「うーみん」と「ぴーあん」が居る[注 6][25]。同マスコットは『こども家族館だより』[9]や成海緑地の告知[26]に登場し、当館で開かれるイベントに参加することがある[25]。なお、同マスコットは当館のYouTube公式チャンネルに出演することもある[27]

基礎データ

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利用案内

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開館時間
  • 9時30分 - 17時00分(夏休み期間(7月21日 - 8月31日)は18時00分まで)[29]
    • ※館内施設の一部と成海緑地にある施設[注 7]は利用時間が異なる[13]
休館日
  • 月曜(祝日となる日は営業)、祝日の翌日(土曜・日曜・祝日を除く)、年末年始12月29日 - 翌年1月3日[29]
    • ※夏休み期間(7月21日 - 8月31日)は無休[29]
利用料金
  • 無料[13][29]。ただし、「あそび探検ゾーン」(愛称:「空と海の冒険ゾーン」)は利用料が必要[注 8]。各工房で行われる体験イベントは参加費が必要となるが、その費用はプログラムによって異なる[注 9]

アクセス

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鉄道
自動車

周辺

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脚注

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注釈

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  1. ^ (略称は「成海緑地」)
  2. ^ 紙工作(折り紙切り絵など)を体験するテーブルコーナー。別プログラム開催時・団体利用時・イベント開催時は休業。
  3. ^ ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!』(テレビ朝日系列)のイライラ棒は「コースフレームや障害物に触れる」・「制限時間を超える」のどちらかに当てはまるとゲームオーバーとなる。
  4. ^ (※水色のボールを敷き詰め、大海原を模したもの)
  5. ^ 「すくすくフォレスト」を除く各イベントは定員制(※事前予約を受付けるイベントも混在する)。
  6. ^ (※海上保安庁のマスコット、「うーみん」とは無関係[24]
  7. ^ (注:パーク入口またはこども家族館正面玄関での利用申請が必要)
  8. ^ (※"あそび探検ゾーン"の入場料は「利用料金のご案内」を参照)
  9. ^ (※公式サイトの「イベント」または『こども家族館だより』を参照。それに併せて定員の情報も記されている)

出典

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  1. ^ コンセプト”. 福井県こども家族館. 2023年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  2. ^ 福井県こども家族館”. ふくいドットコム. 福井県観光連盟. 2023年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  3. ^ a b 福井県こども家族館開館記念式典”. 福井県 (2011年12月16日). 2023年8月25日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 福井県子ども家庭課 (2021年3月2日). “福井県こども家族館展示改善リニューアルの概要(案)について”. 福井県. 2023年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  5. ^ a b c 福井県こども家族館リニューアル…新たに国内最大級16mのクライミングウォール 大型ネット遊具やスケボー体験型アトラクションも」『福井新聞オンライン』2023年5月4日。オリジナルの2023年5月16日時点におけるアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  6. ^ a b c d e f こども家族館 リニューアルオープンのお知らせ”. おおい町観光協会. 2023年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  7. ^ a b c d e 知事公室広報広聴課: “2「福井県こども家族館」のリニューアルオープンについて” (PDF). 福井県 (2023年3月10日). 2023年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g 2-3階 あそび探検ゾーン”. 館内探索マップ. 福井県こども家族館. 2023年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  9. ^ a b c こども家族館だより Vol.60 2023 4・5・6月 〜春〜” (PDF). 福井県こども家族館 (2023年4月). 2023年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  10. ^ a b c d e 公共建築課 (2012年4月12日). “福井県の公共建築物の紹介 - こども家族館”. 福井県. 2023年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  11. ^ 福井県こども家族館”. 石本建築事務所. 2016年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  12. ^ 福井県こども家族館の設置および管理に関する条例”. 福井県 (2007年7月20日). 2023年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  13. ^ a b c d 令和4年4月9日(土)成海緑地にスケートパーク等のスポーツ・レクリエーション施設がオープンしました!”. おおい町 (2022年4月9日). 2022年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  14. ^ 福井県こども家族館リニューアル展示工事”. エヌ・サーチ. ブレインフィード. 2023年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  15. ^ 福井県こども家族館企画展運営業務にかかる公募型プロポーザルを実施します。”. 福井県 (2023年8月22日). 2023年8月25日閲覧。
  16. ^ a b c 4階 展望フロア”. 館内探索マップ. 福井県こども家族館. 2023年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  17. ^ a b 屋外ゾーン”. 館内探索マップ. 福井県こども家族館. 2023年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  18. ^ a b 1階 エントランスゾーン”. 館内探索マップ. 福井県こども家族館. 2023年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  19. ^ a b 1階 交流ゾーン”. 館内探索マップ. 福井県こども家族館. 2023年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  20. ^ a b 1階 工房ゾーン”. 館内探索マップ. 福井県こども家族館. 2023年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  21. ^ 37.小浜湾”. 閉鎖性海域ネット. 環境省. 2023年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月29日閲覧。
  22. ^ イベント”. 福井県こども家族館. 2023年8月25日閲覧。
  23. ^ こども家族館だより”. 福井県こども家族館. 2023年8月25日閲覧。 “(※イベント開催予定を知らせる四季報の愛称)”
  24. ^ うみまるとうーみん”. 海上保安庁. 2022年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。 “(※参考資料)”
  25. ^ a b 福井県こども家族館キッズフェスタ2009”. ワークショップ. ピコトン (2009年11月22日). 2023年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  26. ^ 成海緑地スケートパーク「うみんぱ」”. おおい町観光協会. 2023年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  27. ^ 福井県こども家族館: “【うーみん・ぴーあん劇場】森のくまさん”. YouTube. 2023年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。 “(※福井県こども家族館YouTube公式チャンネルの動画に出演した例)”
  28. ^ a b c d 交通アクセス”. 福井県こども家族館. 2023年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月25日閲覧。
  29. ^ a b c d ご利用案内”. 福井県こども家族館. 2023年8月25日閲覧。

外部リンク

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