神野哲夫
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神野 哲夫(かんの てつお、1940年[1] - )は、日本の脳神経外科医。
略歴
[編集]三重県生まれ[1]。1965年、慶応義塾大学医学部を卒業する[1]。
1979年、藤田保健衛生大学脳神経外科教授[1]。1993年、藤田保健衛生大学救命救急センター長[1]。2003年、藤田保健衛生大学病院長[1]。
2005年、世界脳神経外科連盟副会長[1]。2009年に同名誉会長[1]。
専門分野
[編集]脳神経外科、特に、脳腫瘍、顔面痙攣、三叉神経痛、遷延性意識障害の治療が専門分野である。
1985年、遷延性意識障害(植物症)の治療法として、脊髄後索電気刺激法の開発に携わる[2]。心臓のペースメーカーと似たの装置を、外科手術で、皮下に埋め、脊髄の2番目の頚椎である後索を電気刺激する方法である[2]。200例で54%の患者に、成果が出たとしている[2]。
著作
[編集]- 『脳卒中で死なない知恵』(リヨン社、1984年5月)ISBN 9784576840154
- 『脳外科だからできること』(リヨン社、2000年9月)ISBN 9784576006741
- 『脳卒中で36の知恵』(リヨン社、2001年5月)ISBN 9784576010489
- 『老人外来風景』(文芸社、2012年2月)
- 『人生 下山の作法』(文芸社、2014年3月)
- 『かかりつけ医の選び方』(ルネッサンス・アイ、2014年11月)
- 『心に残るあの一言、あの一文』(ルネッサンス・アイ、2015年9月)
- 『「病」だけ診るな「人」をみよ』(ルネッサンス・アイ、2017年1月)