神谷桂二郎
表示
神谷 桂二郎(かみや けいじろう、1979年4月18日 -)は、日本の教育家・音楽家。富山県青年議会議員[1][2]。
来歴
[編集]富山県富山市出身[3]。生家は富山県の造り酒屋[4]。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊として、開発途上国で活動[5][6][7]。ドミニカ共和国では、政府のプロジェクトに協力[8][9]。現地の国立音楽学校にピアノを数多く寄附し、同国の音楽教育の発展に貢献した[10]。ベリーズに赴任の後、ブータンに赴任。ブータンではツェリン・トブゲの要請に応え、国王の結婚祝賀曲を作曲[3]。ブータン国民から好感をもって受け取られ、同国の国会開会式に来賓として招聘された。[11][12][13][14]。2012年、東日本大震災被災者に向けた国際チャリティソング(40カ国以上参加)『Light of Life』を作曲[15][16][17][18][19]。2017年、モルディブに赴任[10]。 2020年4月、富山県滑川市の滑川中学校に、音楽教員として赴任した。[1]
主な活動先
[編集]- ドミニカ共和国:エリラ・メナ国立初等音楽院 (Escuela Elemental de Música "Elila Mena")
- ブータン:キル・ブータン音楽学校 (Kilu Bhutan Music School)[20][3]
人物
[編集]主に開発途上国の子どもたちを対象に音楽の指導を行っている。
- ベネズエラで、南米初となる「子どものための国際ピアノ・コンクール」の企画に参加。自身の教え子たちが出演し、自らも審査員を務めた[10]。
- ブータンで、「GNH国際会議」への参加など、政策面においても国際的に活動している[21][22]。
- 富山県朝日町の地域おこし協力隊員として、町役場の政策担当部署に所属。同町をイメージした曲を作った[23]。
家族・親族
[編集]- 神谷家
- 神谷善右衛門 - 江戸時代の先祖。現在の滑川市の大地主。同市の山から海岸まで「神谷家の田がない村はない」と伝えられる他、窯跡が市の文化財に指定されている[24][25][26][27]。
- 祖父・二六三 - 国家公務員(逓信省)。
- 親族
- 高祖父・長勢次郎四郎 - 富山県上野方村(現・魚津市)村長。
- 曾祖父・山本富之助 - 富山県五箇庄村(現・朝日町)村長。
- 曾祖叔父・山本松次郎 - 富山県五箇庄村村長。山本富之助の義弟。
- 祖父・山本覚正 - 近衛師団士官。
- 従祖叔父・鹿熊安正 - 参議院議員。山本覚正の従弟。
- 従祖叔父・長勢甚遠 - 法務大臣。祖母(山本覚正の妻)の従弟[28]。
脚注
[編集]- ^ 県青年議会が開会 - 北日本新聞
- ^ 富山県青年議会 - 富山県
- ^ a b c 『神谷さん 祝賀の歌を作曲』共同通信社、2011年10月14日
- ^ 『広報委員リレー』自民富山、2024年9月号
- ^ 『ドミニカで音楽の楽しさを伝えたい』富山新聞、2002年7月16日 朝刊
- ^ ロイヤルウエディングを祝う子どもたちの歌声 - 青年海外協力協会
- ^ JICAボランティア活動記 - 国際協力機構
- ^ 『中南米での活動報告』北日本新聞、2005年8月25日 朝刊
- ^ 富山県教育委員会編『夢かがやいてオンリーワン 第2集』富山県教育委員会、2005年
- ^ a b c 『音楽指導 世界と競演』北陸中日新聞、2016年12月26日 朝刊
- ^ 日本とブータンの絆 - 国際協力機構
- ^ 国王結婚祝賀曲、ブータンで反響 - 北日本新聞
- ^ 社説『幸福の尺度 ブータンとの縁に学ぼう』北日本新聞、2012年1月6日 朝刊
- ^ 世界通信 教材学習ニュース『グローバル化時代の青年海外協力隊』株式会社 世界通信社、2013年6月25日
- ^ 『日本から愛の歌』朝日新聞、2011年10月18日 朝刊
- ^ 『被災地に寄り添う追悼歌』読売新聞、2012年5月14日 朝刊
- ^ 『被災地支援の歌作曲』富山新聞、2012年6月19日 朝刊
- ^ 『世界中から被災地応援』北陸中日新聞、2012年7月21日 朝刊
- ^ 東日本大震災被災者応援歌を作曲 - 国際協力機構
- ^ Staff - Kilu Bhutan Music School
- ^ PARTICIPANT LIST - Centre for Bhutan Studies and GNH Research
- ^ 『ブータンで来月 国際会議に出席』北日本新聞、2015年10月30日 朝刊
- ^ 朝日町イメージし作曲 - 北日本新聞
- ^ 『郷土のやきもの 東福寺焼』滑川市立博物館
- ^ 『越中の焼きもの』定塚武敏
- ^ 『滑川の郷土史 上巻・下巻』高橋政二
- ^ 滑川市指定文化財(史跡) - 滑川市
- ^ 『広報委員リレー』自民富山、2024年9月号