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神戸市バス垂水営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

神戸市バス垂水営業所(こうべしバスたるみえいぎょうしょ)は、兵庫県神戸市垂水区にある、神戸市バスの営業所である。最寄バス停は垂水警察署前[注釈 1]である。

配置車両に表示されている営業車を表す記号は山陽バス垂水営業所と同じく「垂」である。

主として垂水区を通る路線を担当している。また、垂水営業所担当のほとんどの路線で山陽バスとの共同運行となっている。

運行は中央営業所石屋川営業所と同じく神戸市交通局の直営で行っている。

沿革

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垂水営業所は、垂水区内のバス路線を担当する営業所として、1976年に「垂水運輸事務所」として誕生した。その際、元々この地区の路線を担当していた「玉津運輸事務所」が、操車場に格下げの上で垂水運輸事務所の支所となった。

垂水営業所の担当する路線では、1982年に変更されるまで、「前乗り後降り」方式の乗降方法を採用していた。この為、同営業場に配置されていたバスの仕様は、他の営業所の車両とは異なり、車体側面の方向幕が前扉の直後に設置されていた。但し玉津操車場の担当路線は、早い時期に「後乗り前降り」方式に変更された為、方向幕が後部扉の前に設置されるなど、垂水営業所の管理下でありながら、仕様は異なっていた。

垂水営業所が「後乗り前降り」方式に変更されてからは、車体仕様も他の営業所と同じ様になっている。 2014年12月1日より「つり銭方式」から「両替方式」に変更された。

2020年11月1日、共同運行する山陽バス垂水営業所内に清水が丘営業所が分離開設された。それに伴い一部の担当路線(後述)を移管した[1]

現行路線

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全路線が山陽バスと共同運行している。それ以外の大半の路線も清水が丘営業所(山陽バスへ業務委託)や西神営業所との共同管轄が多く、担当路線の変更が度々行われている。

市バス普通区全線定期券と4000円市バス昼間専用カードでは乗車できない。

50系統

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運行区間
  • 50:朝霧駅前 - 明舞北センター - 大門橋 - 学園都市駅前
概要
  • 清水が丘営業所、西神営業所、山陽バスとの共同運行
ダイヤおよび停留所
  • 平日朝ラッシュ時は本数が多くなるが、それ以外は1時間に2本程度が運行される
  • 山陽バスとの比率は大体1:1である

51系統

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運行区間
概要
  • 清水が丘営業所、西神営業所、山陽バスとの共同運行
ダイヤおよび停留所
  • 2017年3月31日までは、神戸市バス担当は舞子駅前 - 県商前のみであったが、翌日より全区間走行する便にも充当されるようになった
  • 平日朝夕ラッシュ時は本数が多くなるが、それ以外は1時間に4本程度が運行される
  • 朝晩を中心にいくつかの便は県商前止まりである

52系統

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運行区間
  • 52:舞子駅前 - 西岡橋 - 明舞北センター - 朝霧駅前
概要
  • 清水が丘営業所、西神営業所、山陽バスとの共同運行
ダイヤおよび停留所
  • 平日朝ラッシュ時は1時間に3本、それ以外は1時間に2本程度が運行される
  • 山陽バスとの比率は大体1:1である

53系統

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運行区間
  • 53:舞子駅前 - 西岡橋 - 舞子高校前 - 学園都市駅前
  • 53:舞子駅前 - 西岡橋 - 舞子高校前 - 学が丘
  • 53:本多聞7丁目 - 舞子高校前 - 学園都市駅前
  • 53:舞子駅前 ← 西岡橋 ← 舞子高校前(舞子高校前回転地始発)
  • 直53:舞子駅前 → 神戸国際大学附属高校(市バス垂水2便、山陽バスが2便のみ)
概要
  • 清水が丘営業所、西神営業所、山陽バスとの共同運行
ダイヤおよび停留所
  • 全日を通して朝夕ラッシュ時に本数が増え、それ以外は1時間に4~6本程度が運行される
  • 舞子高校前回転地発便は平日朝に10便、土日祝朝に1便が運行されている
  • 直53は山陽バスでは「学系統」と称されている
  • 学が丘・本多聞7丁目発着便は早朝深夜に運転される

54系統

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運行区間
  • 54:舞子駅前 - 西岡橋 - 多聞団地センター - 学園都市駅前
  • 54:舞子駅前 - 西岡橋 - 多聞団地センター
  • 54:大門橋 - 多聞団地センター - 学園都市駅前
  • 直54:舞子駅 → 大門橋 →(直通)→ 本多聞2丁目 → 学園都市駅 (市バス垂水3便、山陽バスが2便のみ)
  • 直54:本多聞3丁目 → (直通) → 大門橋 → 舞子駅前 (市バス1便のみ)
概要
  • 清水が丘営業所、西神営業所、山陽バスとの共同運行
ダイヤおよび停留所
  • 全日朝ラッシュ時と平日夕ラッシュに本数が増え、それ以外は1時間に4本程度が運行される
  • 多聞団地センター・大門橋発着便は早朝深夜に運転される
  • 直53は山陽バスでは「学系統」と称されている

55系統

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運行区間
  • 55:朝霧駅前 - 明舞北センター - 神陵台 (- 伊川谷高校前(山陽バスのみ))
概要
  • 清水が丘営業所、西神営業所、山陽バスとの共同運行
ダイヤおよび停留所
  • 平日朝夕ラッシュ時に本数が増え、それ以外は1時間に3~4本程度が運行される
  • 神陵台行きと伊川谷高校前行きは、2:1程度の割合で運行されている

56系統

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運行区間
  • 56:学園都市駅前 → 小束山6 → 学園緑が丘 → 小束山手2 → 学園都市駅前(小束山6先行)
  • 56:学園都市駅前 → 小束山手2 → 学園緑が丘 → 小束山6 → 学園都市駅前(小束山手2先行)
  • 56:学園都市駅前 → 小束山6 → 学園緑が丘 → 小束山手2
概要
  • 清水が丘営業所、西神営業所、山陽バスとの共同運行
ダイヤおよび停留所
  • 2011年3月31日までは、学園都市駅前 - 小束山6 - 学園緑が丘の運行であったが、翌日より小束山手を周り学園都市駅前に向かう循環路線となった
  • 朝から昼にかけて小束山手2先行便が、昼以降は小束山6先行便が運行されている
  • 早朝と日中・土休日の夜間は1時間に2本、それ以外は1時間に3~4本程度が運行されている
  • 小束山手2止まりは深夜に運行される

57系統

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運行区間
  • 57: 垂水東口 → 王居殿3丁目 → 青山台 → 塩屋大谷 → 垂水東中学校前 → 王居殿3丁目 → 垂水東口
概要
  • 垂水東口から王居殿を経由して、美山台1丁目から先、青山台方面を片循環する路線である。
沿革
  • 2007年4月1日 開設。
    • 当初の路線形態は、青山台から垂水東口を経て垂水東中学校前までを結ぶ路線となっていて、起点は青山台・終点は垂水東中学校前であり、垂水東口は中間停留所であった。そのため、青山台 - 垂水東中学校前間は2度通る形になっていた。また、垂水東口の乗り場はバスターミナル内ではなかった。
  • 2014年4月1日 山陽バスとの共同運行開始。同時に垂水東口の乗り場をバスターミナル内に変更
ダイヤおよび停留所
  • 1時間に1~2本程度が運行されるが、神戸市バス担当便は日中時間帯のみである。
  • 全線通しが基本であるが、区間便として朝に青山台始発が2本、日中と夕方に垂水東中学校前止まりが1本ずつ存在する。なお、区間便については青山台始発は山陽バス便と神戸市バス便が1本ずつ設定されているが、垂水東中学校止まりは神戸市バス便のみとなっている。
  • 神戸市バス・山陽バスともに中型車のみの運行となっている。

59系統

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運行区間
  • 59:垂水駅 - 細道下 - 学園正門前 - 舞子駅前
概要
  • 清水が丘営業所、山陽バスとの共同運行
ダイヤおよび停留所
  • 日中のみの運行で1時間に2本程度が運転される

161系統

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運行区間
  • 161:学園都市駅前 → 小束台 → 舞多聞西5 → 舞多聞口 → 学園都市駅前(小束台先行)
  • 161:学園都市駅前 → 舞多聞口 → 舞多聞西5 → 小束台 → 学園都市駅前(舞多聞先行)
  • 161:学園都市駅前 → 舞多聞口 → 舞多聞西5 → 小束台 → 順心神戸病院前
概要
  • 清水が丘営業所、西神営業所、山陽バスとの共同運行
ダイヤおよび停留所
  • 朝から昼にかけて小束台先行便が、昼以降は舞多聞先行便が運行されている
  • 平日朝ラッシュ時は1時間に6本、それ以外は1時間に2本程度が運行されている
  • 順心神戸病院前止まりは深夜に運転される

撤退路線

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15系統

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運行区間
概要
  • 開通時から2012年3月31日まで担当していた
  • 落合営業所との共同管轄を経て、現在は落合営業所が単独で担当

48系統

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運行区間
概要
  • 171系統と共同路線。山陽バスが全便担当。
ダイヤおよび停留所
  • 平日8時~19時の間で毎時1本程度の運行
  • 土休日は1日6本の運行で朝に殆ど運行されていない

58系統

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運行区間
  • 58:朝霧駅 - 神陵台 - 伊川谷高校前 - 伊川谷駅前
概要
  • 2006年4月に西神営業所に移管

121系統

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運行区間
  • 121:学園都市駅前 - 掖済会病院前 - 大門橋 - 西部障害者センター
概要
  • 現在は清水が丘営業所と山陽バス(2017年4月1日より)の共同運行

171系統

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運行区間
  • 171:垂水駅 - 星陵高校前 - 掖済会病院前 - 学園都市駅前
概要
  • 48系統と共同路線。神戸市バスが全便担当。
  • 開通時から2020年10月31日まで担当
  • 2020年11月1日分離開設の清水が丘営業所の担当に変更

車両

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かつて当営業所において、カーテンをなくし、代わりに茶色系のスモークガラスを採用したツーステップバス(日野・ブルーリボン)が試験的に1台導入された。スモークガラスにおいては、1999年に導入されたノンステップバスより緑系のものが採用され、後に青系が導入された。そのあと2011年に当営業所と中央営業所に1台ずつ、いすゞ・エルガで黒系の濃いものが試験導入され、2012年の途中に導入された車両から本採用されている[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 当初は「垂水車庫前」だったが垂水警察署が移転したことに伴い改称された。

出典

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  1. ^ 神戸市:市バス、山陽バスの担当変更について”. www.city.kobe.lg.jp. 2020年11月11日閲覧。
  2. ^ ただし、令和改元後の2019年と2020年に導入された新車は、青系に戻っている。