神の国 (U2の曲)
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「神の国」 | ||||||||
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U2 の シングル | ||||||||
初出アルバム『ヨシュア・ツリー』 | ||||||||
B面 | レッド・ヒル・マイニング・タウン | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | シングル | |||||||
録音 | ウィンドミル・レーン・スタジオ | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | アイランド・レコード | |||||||
作詞・作曲 | ボノ | |||||||
作曲 | U2 | |||||||
プロデュース | ブライアン・イーノ、ダニエル・ラノワ | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
全英48位、全米44位、カナダ25位 | ||||||||
U2 シングル 年表 | ||||||||
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「神の国」(かみのくに、In God's Country)は『ヨシュア・トゥリー(The Joshua Tree)』に収録されているU2の楽曲である。
北米のみでシングルカットされた。
概要
[編集]あまりいい曲とは思えなかったが、アップテンポな曲も必要ということで曲作りが進められたが、レコーディングは難航。苛立ったボノはエッジからロックを引き出そうと、自らギターを手に取ったところ(エッジがボノがギターを弾くのを極端に嫌がる)、エッジはまんまと挑発に乗って、ギターリフを生み出した[1]。
当初、曲はアメリカに関するものか、アイルランドに関するものか決めかねていたが、結局、自由の女神に捧げる曲になった[2]。曲の中でアメリカは、砂漠に咲く薔薇――リボンと弓矢の間で引き裂かれたドレスを着たセイレン――に例えられている。ボノは『The Joshua Tree』のレコーディングの合間にアリと訪れたニカラグアの革命に比べて、西側諸国には政治信念に欠けていると歌っている。
北米でのみシングルカットされ、UKでも輸入盤が発売されたが、碌にプロモーションをしなかったせいで、チャートアクションは低調なものに終わった[3]。
1999年製作のアメリカ映画『スリー・キングス』のエンディング・テーマになっている[2]。
PV
[編集]- 監督:バリー・デブリン
- プロデューサー:アン・ルイス・ケリー
- 編集:ブライアン・キャッシュ
- ロケ地:アリゾナ
- 撮影日:1987年4月
- リリース日:1987年8月
PVはThe Joshua Treeツアーの初期の様子を撮影した『Outside it's America』というMTVの番組で放送されたものの一部[4]。このドキュメンタリーは『The Joshua Tree』デラックスエディションのボックスセットに収録されている。
脚注
[編集]- ^ U2 (著), 前 むつみ (監訳), 久保田 祐子 (翻訳)『U2 BY U2』シンコーミュージックエンタテイメント、2006年11月1日。
- ^ a b Wawzenek, Bryan WawzenekBryan (2017年3月6日). “‘In God’s Country’ Sends U2 to the Desert: The Story Behind Every 'The Joshua Tree' Song” (英語). Diffuser.fm. 2024年3月28日閲覧。
- ^ “Item Display - RPM - Library and Archives Canada”. web.archive.org (2012年10月15日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ “U2 > ...outside it’s America…” (英語). U2.com. 2024年3月28日閲覧。