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祖詠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

祖 詠(そ えい、699年 - 746年?)は、中国の詩人。洛陽の出身。

略歴

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王維と親交があった。

開元12年(724年)、進士に及第したが、官職は得られず、汝水(河南府を流れる)のほとりの別荘に引きこもって、農耕生活を送った。

詩人としての彼

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代表的作品に、『終南望余雪(終南に余雪を望む)』(五言絶句)、『望薊門(薊門をのぞむ)』(七言律詩)がある。

終南望余雪
終南陰嶺秀 終南 陰嶺秀で
積雪浮雲端 積雪 雲端に浮かぶ
林表明霽色 林表 霽色(せいしょく)明らかに
城中増暮寒 城中 暮寒を増す


望薊門
燕台一望客心驚 燕台一たび望めば客心驚く
簫鼓喧喧漢将営 簫鼓(しょうこ)喧喧たり漢将の営
万里寒光生積雪 万里の寒光 積雪に生じ
三辺曙色動危旌 三辺の曙色 危旌(きせい)に動く
沙場烽火侵胡月 沙場の烽火 胡月を侵し
海畔雲山擁薊城 海畔の雲山 薊城を擁す
少小雖非投筆吏 少小より投筆の吏には非ずといえども
論功還欲請長纓 功を論ぜんには還(ま)た長纓(ちょうえい)を請わんと欲す

出典

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