祖詠
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祖 詠(そ えい、699年 - 746年?)は、中国・唐の詩人。洛陽の出身。
略歴
[編集]王維と親交があった。
開元12年(724年)、進士に及第したが、官職は得られず、汝水(河南府を流れる)のほとりの別荘に引きこもって、農耕生活を送った。
詩人としての彼
[編集]代表的作品に、『終南望余雪(終南に余雪を望む)』(五言絶句)、『望薊門(薊門をのぞむ)』(七言律詩)がある。
終南望余雪 | |
終南陰嶺秀 | 終南 陰嶺秀で |
積雪浮雲端 | 積雪 雲端に浮かぶ |
林表明霽色 | 林表 霽色(せいしょく)明らかに |
城中増暮寒 | 城中 暮寒を増す |
望薊門 | |
燕台一望客心驚 | 燕台一たび望めば客心驚く |
簫鼓喧喧漢将営 | 簫鼓(しょうこ)喧喧たり漢将の営 |
万里寒光生積雪 | 万里の寒光 積雪に生じ |
三辺曙色動危旌 | 三辺の曙色 危旌(きせい)に動く |
沙場烽火侵胡月 | 沙場の烽火 胡月を侵し |
海畔雲山擁薊城 | 海畔の雲山 薊城を擁す |
少小雖非投筆吏 | 少小より投筆の吏には非ずといえども |
論功還欲請長纓 | 功を論ぜんには還(ま)た長纓(ちょうえい)を請わんと欲す |