祐福寺
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祐福寺 | |
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祐福寺本堂 | |
所在地 | 愛知県愛知郡東郷町大字春木字屋敷3417番地 |
位置 | 北緯35度5分2.1秒 東経137度2分42秒 / 北緯35.083917度 東経137.04500度座標: 北緯35度5分2.1秒 東経137度2分42秒 / 北緯35.083917度 東経137.04500度 |
山号 | 玉松山 |
宗旨 | 浄土宗 |
宗派 | 西山禅林寺派 |
本尊 | 阿弥陀三尊 |
創建年 | 1191年(建久2年) |
中興 | 達智賢了 |
札所等 | 城東西国三十三箇所 |
文化財 | 勅使門 |
法人番号 | 9180005007312 |
祐福寺(ゆうふくじ)は、愛知県愛知郡東郷町にある浄土宗西山禅林寺派の寺院。山号は玉松山。院号は般若院。本尊は阿弥陀三尊像。
歴史
[編集]この寺は、1191年(建久2年)下野国の武将宇都宮頼綱によって創建され、明知(みょうち)城主の小野田長安と傍示本城主の加藤時利が、美濃国より達智上人を招き、1389年(嘉慶3年)にかけて再興されたと伝えられ、室町時代には後小松天皇後柏原天皇らが勅使を派遣し、勅願道場となったほか、足利義教が東上の際、当寺に宿泊し、寺領700石を賜う。その後、織田信長・織田信忠・徳川家康・徳川義直より寺領安堵の墨印を賜う[1]。桶狭間の戦いの際には、合戦前日に今川義元が宿泊したと伝えられている。なお、現在の山門は1892年(明治25年)に建立された。
境内
[編集]- 山門(仁王門):現在の山門は明治25年に建立。大梵鐘は第二次世界大戦中に供出され、1949年(昭和24年)に再鋳造。
- 勅使門
- 辯天島:弁財天を祀る社殿がある。また弁天島がある池には鯉が育てられている。
- 毘沙門天
- 観音堂:十一面観音と弘法大師を祀る。
- 不動堂(護摩堂):不動明王、秋葉三尺坊権現像を祀る。
- 本堂:絹本着色の阿弥陀三尊の掛軸を本尊としている。彼岸と秋の十夜に開帳。脇仏の善導大師像は知多郡豊浜(現在の南知多町、光明寺がある地)の漁師が海から拾ったものと言われる。
- 阿弥陀堂:徳川家康寄進の阿弥陀如来像、弘法大師像、善光寺如来像、地蔵菩薩像などを奉安。
- 開山堂
- 墓地
ギャラリー
[編集]-
山門(仁王門)
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勅使門(愛知県指定文化財)
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阿弥陀堂
-
不動堂
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庫裏
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阿弥陀堂前にある今川義元公本陣跡
-
土塀(東郷町指定文化財)
年中行事
[編集]上半期
[編集]下半期
[編集]霊場
[編集]文化財
[編集]- 愛知県指定文化財
- 絹本著色円光大師画像
- 絹本著色遣迎二尊画像
- 勅使門
- 木造秋葉大権現像
- 祐福寺縁起
- 絹本著色宝冠弥陀三尊図
- 絹本著色一尊弥陀来迎図
- 絹本濃彩金泥金箔阿弥陀三尊来迎図
- 三尊弥陀来迎図
- 紙本著色帝鑑図 六曲一隻 海北松雪(狩野宗信父)筆
- 雲版
- 勅使門の脇門及び筋塀
- 土塀
脚注
[編集]- ^ 現地案内板より
所在地
[編集]アクセス
[編集]鉄道
[編集]以下の名鉄の駅から名鉄バスに乗り換え、「祐福寺」バス停下車。
バス
[編集]- 東郷町巡回バス:じゅんかい君「祐福寺」バス停下車。