礒永秀雄
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礒永 秀雄 (いそなが ひでお) | |
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誕生 |
1921年1月17日 日本 旧朝鮮仁川 |
死没 | 1976年7月27日(55歳没) |
職業 | 詩人 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 東京帝国大学文学部美学科 |
活動期間 | - |
ジャンル | 詩 |
代表作 |
『浮灯台』(1951年) 『別れの時』(1959年) |
主な受賞歴 | 第1回山口県芸術文化振興奨励賞(1951年) |
デビュー作 | 『浮灯台』(1951年) |
ウィキポータル 文学 |
礒永 秀雄(いそなが ひでお、1921年1月17日 - 1976年7月27日)は、詩人。旧朝鮮仁川出身。
人物
[編集]1921(大正10)年1月17日、旧朝鮮仁川の生まれ。詩人・童話作家。京城中学、姫路高校をへて東京帝大文学部美学科に進学。昭和18(1943)年、学徒動員で南方(ハルマヘラ島)へ行き、敗戦の翌年6月に復員。山口県光市に居住。やがて高校教師をしながら詩作を試み、23(1948)年、小詩集『天路への誘い』『聖玻璃彷徨』『夜の聖歌隊』を刊行。同年、結婚。25(1950)年、詩誌「駱駝」創刊。26(1951)年、詩集『浮灯台』で第1回山口県芸術文化振興奨励賞を受賞。昭和47(1972)年、山口県文学者訪中団の一員として中国訪問。これを機に翌48(1973)年4月、冨松博、名和文彦、古川薫、太田静一、中田潤一郎らと文芸同人誌「流域」を創刊。昭和51(1976)年7月27日没。山口県で没後5年ごとに礒永秀雄詩祭が開催されている(主催:礒永秀雄詩祭実行委員会、後援:山口件教育委員会・下関市教育委員会)。戦後の社会情勢とかかわって、時代を担う労働者の精神を高らかにうたいあげた。
受賞歴
[編集]- 昭和26(1951)年 - 詩集『浮灯台』で第1回山口県芸術文化振興奨励賞
著書
[編集]- 小詩集『天路への誘い』(1948年)
- 小詩集『聖玻璃彷徨』(1948年)
- 小詩集『夜の聖歌隊』(1948年)
- 詩集『浮灯台』(書肆ユリイカ、1951年)
- 詩集『別れの時』(書肆ユリイカ、1959年1月)
- 詩集『降る星の歌』(扉同人会、1964年6月)
- 詩集『海がわたしをつつむ時』(鳳鳴出版、1971年5月)
- 詩集『燃える海』(長周新聞、1973年11月)
- 詩劇集『夢の塔』(駱駝詩社、1956年11月)
- 『渇いた宿』(駱駝詩社、1957年1月)
- 童話集『四角い窓とまるい窓』(扉同人会、1964年1月)
- 童話集『夢の柩』(潮出版社、1971年6月)
- 『礒永秀雄選集』(長周新聞社、1977年10月)
- 『礒永秀雄詩集』(長周新聞社、1989年3月)
- 『礒永秀雄の詩と童話 青少年が奮起する作品集』(長周新聞社、2012年1月)
関連書籍
[編集]- 「詩人・礒永秀雄の急逝を悼む」(「流域」第11号、1976年9月)
- 『礒永秀雄の世界』(長周新聞社、2000年3月)
関連項目
[編集]- 山口県出身の人物一覧
- 劇団はぐるま座 - 磯永の体験、劇作が『夏の約束』『天狗の火あぶり』などのタイトルで劇作化されている。
- 長周新聞
- 日本共産党(左派)
- 創価学会 - 『少年版人間革命』をあかね書房から出版している。