磯見辰典
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磯見 辰典(いそみ たつのり、1928年11月16日 - 2017年12月26日)は、日本の西洋史学者。上智大学名誉教授。
概要
[編集]名古屋陸軍幼年学校を経て、上智大学文学部史学科卒業[1]。同大学院西洋文化研究科博士課程中退。1953年横浜雙葉学園教諭、1961年上智大学講師、助教授、1965年ベルギー・ルーヴァン・カトリック大学へ留学、教授、1999年定年退職、名誉教授。カトリック教会の信徒である[2]。兄弟に横浜国立大学教育学部名誉教授・磯見昭太郎、愛知県立芸術大学元学長の磯見輝夫。2017年12月26日、 間質性肺炎で死去。89歳。[3]
著書
[編集]編著・共著
[編集]- 教会 宗教教科書 教育協議会・上智大学宗教教育研究所共編 エンデルレ書店 1964
- フランス人 三色旗の栄光 橋口倫介共著 さ・え・ら書房 1972 (この民族が歩いた道)
- 日本・ベルギー関係史 黒沢文貴・桜井良樹共著、白水社 1989
- 彷徨 西洋中世世界 南窓社 1996.2
翻訳
[編集]- フィアンセへの手紙 レオン・ブロア 中央出版社 1957 (ユニヴァーサル文庫)
- ひとり子の心理 C.コンバルジェ /橋口倫介共訳 中央出版社 1960 (心理学叢書)
- 聖書の主要テーマ /ボアマール 倉田清吉田啓太共訳 南窓社 1965 (聖書研究叢書)
- 宗教改革 リシャール・ストフェール 白水社 1970 (文庫クセジュ)
- 在日十八年 バッソンピエール大使回想録 Albert de Bassompierre/アルベール・ド・バッソンピエール 鹿島研究所出版会 1972
- ベルギー大使の見た戦前日本 バッソンピエール回想録 講談社学術文庫 2016
- われらの青春 ドレフュス事件を生きたひとびと シャルル・ペギー 中央出版社 1976
- 聖バルテルミーの大虐殺 フィリップ・エルランジェ 白水社 1985.11 (ドキュメンタリー・フランス史)
- バルト三国 パスカル・ロロ 白水社 1991.11 (文庫クセジュ)
- フランスの歴史をつくった女たち 第9巻 ギー・ブルトン 中央公論社 1995.7
脚注
[編集]- ^ “上智大学・史学科の歴史・点描 私とベルギー 磯見辰典名誉教授談”. 上智大学. 2022年10月24日閲覧。
- ^ 上智大がザビエル誕生500年記念行事
- ^ “磯見辰典さん死去:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年6月4日閲覧。