硫酸スズ(II)
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硫酸スズ(II) | |
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硫酸スズ(II)の単位胞
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別称 Stannous sulfate | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7488-55-3 |
PubChem | 62643 |
ChemSpider | 21106484 |
UNII | 0MFE10J96E |
EC番号 | 231-302-2 |
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特性 | |
化学式 | SnSO4 |
モル質量 | 214.773 g/mol |
外観 | 白黄色結晶固体 潮解 |
密度 | 5.15 g/cm3 |
融点 |
378 °C, 651 K, 712 °F |
沸点 | |
水への溶解度 | 33 g/100 mL (25 °C) |
構造 | |
結晶構造 | 未発達な直方晶系 |
空間群 | Pnma, No. 62 |
格子定数 (a, b, c) | a = 8.80 A Å,b = 5.32 A Å,c = 7.12 A Å |
危険性 | |
NFPA 704 | |
引火点 | Non-flammable |
半数致死量 LD50 | 2207 mg/kg (経口、ラット) 2152 mg/kg (経口、マウス)[1] |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 塩化スズ(II)、臭化スズ(II)、ヨウ化スズ(II) |
その他の陽イオン | 硫酸鉛(II) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硫酸スズ(II)(Tin(II) sulfate)は、化学式SnSO4の化合物である。白色固体で、空気中から十分な水分を吸収し、完全に溶解して水溶液になる。この性質は、「潮解」として知られている。金属スズと硫酸銅(II)の間の置換反応により合成できる[2]。
- Sn (s) + CuSO4 (aq) → Cu (s) + SnSO4 (aq)
硫酸スズ(II)から、スズ(IV)イオンの混入のないスズ(II)イオンを容易に得ることができる。
構造
[編集]固体状態では、硫酸イオンは、O-Sn-O架橋で互いにつながっている。スズ原子は、四角錐形分子構造をとって3つの酸素原子が配位し、結合長は226 pm、3つのO-Sn-Oの結合角は、79°、77.1°、77.1°である。他のSn-O距離はより長く、295 - 334 pmである[2][3]。
出典
[編集]- ^ “Tin (inorganic compounds, as Sn)”. 生活や健康に直接的な危険性がある. アメリカ国立労働安全衛生研究所(NIOSH). 2024年12月3日閲覧。
- ^ a b Greenwood, Norman N.; Earnshaw, A. (1984), Chemistry of the Elements, Oxford: Pergamon, p. 451, ISBN 0-08-022057-6
- ^ Donaldson, J. D.; Puxley, D. C. (1972). “The crystal structure of tin(II) sulphate”. Acta Crystallographica Section B 28 (3): 864?867. doi:10.1107/S0567740872003322. ISSN 0567-7408.