砒四面銅鉱
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砒四面銅鉱 tennantite | |
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分類 | 硫化鉱物 |
化学式 | (Cu,Fe,Zn)12(Sb,As)4S13 |
結晶系 | 等軸晶系 |
へき開 | なし |
モース硬度 | 4 |
光沢 | 金属光沢 |
色 | 灰黒 |
条痕 | 褐〜黒 |
比重 | 4.6 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
砒四面銅鉱(ひしめんどうこう、テナンタイト、tennantite)は、銅や砒素、硫黄を主成分とし、鉄、亜鉛、アンチモン、テルルなどを含む銅の硫化鉱物[1]。四面砒銅鉱、砒ゆう銅鉱とも呼ばれる[2]。安四面銅鉱などと共に、「四面銅鉱」と呼ばれる。
学名はイギリスの化学者スミソン・テナントに由来し、和名は結晶が正四面体になることに由来する。
熱水鉱脈や接触交代鉱床中に見られる。
「四面銅鉱」は、成分が複雑なため様々な名称で呼ばれていたが、「四面銅鉱グループ」として命名規約が確立されたのに伴い、未承認のものを含めても30種近くに分類されている[3]。このうち、「砒四面銅鉱サブグループ」としては、鉄、亜鉛、銅、水銀、カドミウム、ニッケルを含むものが承認されている(和名は「○○砒四面銅鉱」、学名は「Tennantite (○○)」)。
参考画像
[編集]脚注
[編集]- ^ 松原聰 2013, p. 93.
- ^ 地学団体研究会 1996, p. 877.
- ^ Tetrahedrite Group、mindat.org
参考文献
[編集]- 地学団体研究会『新版 地学事典』平凡社、1996年、877頁。ISBN 9784582115062。
- 松原聰『美しい鉱物』学習研究社〈学研の図鑑〉、2013年、93頁。ISBN 9784054055780。