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砒四面銅鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
砒四面銅鉱 tennantite
分類 硫化鉱物
化学式 (Cu,Fe,Zn)12(Sb,As)4S13
結晶系 等軸晶系
へき開 なし
モース硬度 4
光沢 金属光沢
灰黒
条痕 褐〜黒
比重 4.6
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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砒四面銅鉱(ひしめんどうこう、テナンタイト、tennantite)は、砒素硫黄を主成分とし、亜鉛アンチモンテルルなどを含む銅の硫化鉱物[1]。四面砒銅鉱、砒ゆう銅鉱とも呼ばれる[2]安四面銅鉱などと共に、「四面銅鉱」と呼ばれる。

学名はイギリスの化学者スミソン・テナントに由来し、和名は結晶が正四面体になることに由来する。

熱水鉱脈や接触交代鉱床中に見られる。

「四面銅鉱」は、成分が複雑なため様々な名称で呼ばれていたが、「四面銅鉱グループ」として命名規約が確立されたのに伴い、未承認のものを含めても30種近くに分類されている[3]。このうち、「砒四面銅鉱サブグループ」としては、亜鉛水銀カドミウムニッケルを含むものが承認されている(和名は「○○砒四面銅鉱」、学名は「Tennantite (○○)」)。

参考画像

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脚注

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参考文献

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  • 地学団体研究会『新版 地学事典』平凡社、1996年、877頁。ISBN 9784582115062 
  • 松原聰『美しい鉱物』学習研究社〈学研の図鑑〉、2013年、93頁。ISBN 9784054055780 

関連項目

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