石田力三
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石田 力三(いしだ りきぞう、1930年 - 没年不詳)は、日本の水産環境研究者、農学博士。アユに関する研究が有名。
経歴
[編集]1930年(昭和5年)静岡県天竜市[1]に生まれる。1954年(昭和29年)東京大学卒。その後大学院に進み、1960年(昭和35年)に「アユの産卵場の構造とその産卵習性に関する研究」で農学博士[2]。そのまま大学の研究室にしばらく在籍したのち、1963年(昭和38年)より水産庁水産研究所に入る[3]。研究官、研究室長などを歴任するかたわら、NHKの番組「趣味講座」の「釣り入門」「釣り専科」の講師も担当[4]。
1990年(平成2年)4月からは北里大学水産学部の講師に。また同年6月より株式会社水産環境研究所の総合顧問に就任。農林水産省、国土交通省、環境省関連の委員会などで、自然環境保全などに関する委員長・アドバイザー等として活躍した。
著書
[編集]- 「図解どじょう養殖の新技術」(鈴木亮との共著、泰文館、1964)
- 「養魚学各論」(川本信之編、共著、恒星社厚生閣、1967)
- 「養魚講座 第3巻 鮎」(共著、緑書房、1968)
- 「養魚講座 第5巻 ヘラブナ、ドジョウ スッポン、ブラックバス」(共著、緑書房、1969)
- 「養殖種苗の上手な作り方育て方 淡水編」(共著、日本養殖新聞社、1971)
- 「淡水魚養殖相談」(共著、農山漁村文化協会、1975)
- 「淡水魚養殖相談 改訂第2版」(共著、農山漁村文化協会、1987.9)
- 「特用水産養殖ハンドブック」(共著、地球社、1979.12)
- 「淡水にすむ魚たち」(PHP研究所、1984.10)
- 「淡水にすむ魚たち」(農山漁村文化協会、1989.5)
- 「アユ その生態と釣り:アユのすべてがわかる本」(つり人社、1988.7)
脚注
[編集]- ^ 当時は二俣町、2005年7月より浜松市
- ^ 水産学第二講座・魚病学研究室を参照。
- ^ 1990年(平成2年)3月まで。
- ^ 「アユ その生態と釣り」(つり人社、1988.7)カバーそでの著者紹介より
外部リンク
[編集]- 第6回 最上小国川流域環境保全協議会 資料 - 山形県(平成22年7月22日)。略歴についてはこの資料の「魚類の専門家 石田力三先生の略歴紹介」(p.39)を参照した。