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石田元季

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石田元季(いしだ もとすえ、1877年5月17日-1943年1月9日)は、日本の国文学者。

京都出身。号は春風。平安義黌卒。愛知医科大学教授、第八高等学校(現・名古屋大学)講師。研究誌「紙魚(しみ)」を主宰する。1940年「俳文学考説」で帝国学士院賞受賞。尾張地方の文人や芸能人を研究した[1]。1930年「名古屋市行進歌」を作詞(作曲:信時潔)。

死後、蔵書のほとんどは天理図書館に入ったが、一部の手沢本は愛知県立大学図書館に収められた[2]

著書

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  • 『江戸時代文学考説』中西書房 1928
  • 『草双紙のいろいろ』南宋書院 1928
  • 『あなた任せの一茶』信道会館 1935
  • 『新講源氏物語 桐壷』正文館書店 1935
  • 『俳文学考説』至文堂 1938
  • 『石田元季著作集 第1 (俳文学論考)』養徳社 1944
  • 『劇・近世文学論考』至文堂 1973
  • 『春風帖』石田元季先生顕彰会 1975

訳編・校注

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  • 『天馬 神話梗概』赤司繁太郎(嚼花) 共編 岡崎屋書店 1902
  • 『霹靂 北欧神話』赤司繁太郎共編 金港堂 1902
  • ホメロス『さすらひ オヂッセ梗概』赤司繁太郎(嚼花)共編 金港堂 1904
  • ホメロス『楯の響 イリアッド梗概』赤司嚼花,石田春風編 金港堂 1904
  • 横井也有鶉衣 校訂註釈』編 春陽堂 1928 岩波文庫 1930
  • 『俳風さくら鯛 初編』母袋未知庵共校 川柳叢書 柳書刊行会 1933
  • 岡田李裳『李裳翁句集』編 岡田は奈 1938

伝記

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  • 『国文学者石田元季伝 歿後五十年記念』石田元季先生事蹟調査・この糸会 編著 風媒社 1995

脚注

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