石村嘉成
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石村 嘉成(いしむら よしなり、1994年 - )は、愛媛県新居浜市出身の画家・版画家である[1]。愛媛県立新居浜商業高等学校を卒業した。
来歴・人物
[編集]1歳を迎えるまで通常の発語があったが、2歳半で自閉症と診断された[2]。11歳になった2005年に、元看護師の母が約半年間の闘病の末に40歳で死去した[2]。父が経営する会社を切り盛りしながら、中学校から高校まで普通学級に通った。高校の3年間は無遅刻無欠席だった[3]。
高校3年の時に、授業の一環として版画と油絵を始める[4]。完成した作品「友達のワンダーランド」を文化祭で飾ると先生やクラスメイトが驚き、愛媛県のデザイン学校主催の作品展に入選して、愛媛県美術館に展示された[3]。
動物と昆虫が得意で、題材した作品が複数の国内コンクールで受賞する[4]。
2024年に岡山市の天満屋岡山店で創業195周年特別企画として「石村嘉成展」が開かれ[5]、会期中の5月2日には元サッカー日本代表監督・岡田武史が訪れた[6]。
脚注
[編集]- ^ 石村嘉成特集 - 新居浜市の地域情報サイト・まいぷれ
- ^ a b 北川信行 (2023年3月10日). “一聞百見 画家、石村嘉成さんの自閉症療育に取り組む父、和徳さん…「早期療育の大切さ伝えたい」”. 産経新聞 2024年5月29日閲覧。
- ^ a b 石黒由起子「画家になった自閉症の息子と父の二人三脚。亡き母が伝えたかったこと」 - ESSEオンライン(2021年10月23日)
- ^ a b 版画との出会いがもたらした安息の地 - キラキラなび
- ^ 石村嘉成展 - RSK山陽放送
- ^ “元サッカー全日本代表監督・岡田武史氏が「石村嘉成展」を訪れ「動物の気持ちが伝わってくるところがすごい」【岡山】”. TBSテレビ(RSK山陽放送からの転載). (2024年5月2日) 2024年5月29日閲覧。