石垣ゆうき
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石垣 ゆうき(いしがき ゆうき、1965年11月26日 - )は、日本の漫画家。
本名、石垣 雄規。三重県四日市市出身。大阪芸術大学出身[1]。 趣味はフルスクラッチビルドのフィギュア造り。猫を飼っている[2]。
一般には、『週刊少年マガジン』に1990年から1999年まで不定期連載された『MMR マガジンミステリー調査班』の作画担当として有名。すっきりした絵柄ながら写実的な画も描き、ギャンブル、オカルト、探偵物など幅広い分野の作品を手がける。
代表作には先述の『MMR』の他、文庫版も発売されたギャンブル漫画『100万$キッド』などがある。
2014年時点、携帯電話は所持していない[3]。父方の家系が年を取ると禿げやすくなる傾向にあり、その頃に敢えて坊主頭にしたが、母方の家系が禿げない血筋であることを知らず、自身は禿げるどころか生えていると語っている[3]。
2014年時点では老眼が進行したためにデジタル作画へと移行。しかし、長時間画面を見て原稿を作成しているため、目を痛めやすい体質であることから、時折目薬を差している[4]。
経歴
[編集]- 1985年、『月刊少年マガジン』5月号にて読切漫画「100万$キッド」でデビュー。
- その後、1986年41号から1988年19号にかけて『週刊少年マガジン』にて「100万$キッド」(原案協力:宮崎まさる)[5]を連載。
- 1988年、『週刊少年マガジン』40号にて「あいつはアインシュタイン」(原作:宮崎まさる)の読切を掲載。
- 1989年、同誌の5号から23号にかけて「あいつはアインシュタイン」(原作:宮崎まさる)を短期連載。
- 1990年から1999年まで、『週刊少年マガジン』にて代表作「MMR マガジンミステリー調査班」を不定期連載。
- 1996年から1997年まで、『マガジンSPECIAL』にて「スクープハンター多聞」を不定期連載。全4話。
- 2003年6月号から2006年3月号まで、『コミックボンボン』にて「マジシャン探偵A」を連載。
- 2008年、『週刊少年マガジン』21・22号、23号にてMMRの新たな読切(前後編)を掲載。メンバーは一新されている。
作品一覧
[編集]漫画
[編集]- 100万$キッド(1985、月刊少年マガジン)※読切、デビュー作
- 100万$キッド(原案協力:宮崎まさる)[5](1986-1988、週刊少年マガジン、全9巻、KCデラックス版全7巻、文庫版全5巻)
- あいつはアインシュタイン(原作:宮崎まさる)(1989、週刊少年マガジン、全3巻)
- コシヒカリ劇場(1989、週刊少年マガジン)※読切
- くるぶしくん(1990、週刊少年マガジン)※読切
- MMR マガジンミステリー調査班(1990-1999、2008、2012-2015、週刊少年マガジンならびにプロジェクト・アマテラス、全13巻の後に続刊2巻)※不定期掲載
- 怨声『もっと苦しめ…』(マガジンSPECIAL 1994年4号)※読切。MMR マガジンミステリー調査班第5巻収録。
- スクープハンター多聞(1997、マガジンSPECIAL、全1巻)
- マジシャン探偵A(2003-2006、コミックボンボン、全8巻)
- 三国志大戦 2005年『No.155 R李典』、2010年『魏082 R楽進』
- 講談社 学習まんが 日本の歴史(10) 戦国大名の争い(2020年)
ドラマ
[編集]- MMR未確認飛行物体(1996年4月-9月)※原案者としてクレジット
出典
[編集]- ^ MANGA姉っくす! Vol.22【ゲスト:克・亜樹先生】 - 2014/10/15 20:00開始 - ニコニコ生放送
- ^ 伝説の漫画「MMR マガジンミステリー調査班」はこうして作られていた タナカ・イケダ・トマル隊員が語る「MMR」制作の裏側(前編) (3/3) - ねとらぼ
- ^ a b 『新世紀黙示録MMR Resurrection』カバー扉より。
- ^ 『新世紀黙示録MMR Resurrection』巻末『あとがきというか近況というか』より
- ^ a b 読切版「100万$キッド」は石垣ゆうきの単独作品。同作の連載作品化が決まってから、編集部が漫画原作者の宮崎まさるに声を掛け、宮崎が「原案協力」として参加するようになった。宮崎は毎週3本の原案を提出し、そのうちの1本が採用されていた。(『100万$キッド』講談社漫画文庫版 第1巻[講談社、2001年]巻末エッセイ 宮崎まさる「100万$の苦悩の日々」参照)