コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

石原舞子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石原 舞子(いしはら まいこ、10月31日-)は、日本の女優。松竹劇団新派所属。千葉県出身。

本名、石井麻衣子。従兄妹木之元亮[1]

来歴

[編集]

市川市生まれ。国府台女子学院駒澤大学卒業。

多数の舞台のみならずテレビ、映画にも出演する[3][4]

人物

[編集]
  • 千葉県市川市で3人兄弟の末っ子として生まれる。姉が日本舞踊を習っていたので見よう見まねで、物心ついた時には扇子を持っていた。
  • 2歳8ヶ月で藤間秀禄に師事。3歳『年増』(朝日生命ホール)で初舞台。5歳『羽根の禿』(明治座)。その後も『浮かれ坊主』『櫓のお七』『鷺娘』など数々の舞台に立つ。『羽根の禿』では鬘の重さで立てなくなりそうになり、その後の振りで座るところがあっても中腰で通したというエピソードがある。子供のころから臨機応変に長けていた。名取名は藤間麻衣花。

受賞

[編集]

主な舞台

[編集]
  • 1989年(平成元年) - 新橋演舞場「風の盆恋歌」小絵
  • 1990年(平成2年) - 巡業公演「婦系図」妙子
  • 1991年(平成3年) - シアターサンモール「大つごもり」みね
  • 1992年(平成4年) - 大阪 新歌舞伎座「婦系図」妙子
  • 1994年(平成6年) - 新橋演舞場「小粋な幽霊」双子の半玉。新橋演舞場賞を受賞。
  • 1997年(平成9年)
    • 国立劇場「天守物語」亀姫
    • 新橋演舞場 ジェームス三木演出「花丸銀平」妹ルミ子
    • 新橋演舞場 久世光彦演出「浅草慕情~なつかしのパラダイス」
  • 1998年(平成10年) - 新人披露新派古典勉強会「日本橋絵巻」稲葉家お考
  • 1999年(平成11年)
    • 新橋演舞場 久世光彦演出「浅草パラダイス」
    • 三越劇場「日本橋」お千世
    • 御園座 中村吉右衛門「鬼平犯科帳 むかしの男」
    • 新橋演舞場「女将繁盛記」若女将
    • 新橋演舞場 勉強会「明治一代女」お梅
  • 2000年(平成12年)
    • 明治座 石井ふく子演出 若尾文子「女たちの鹿鳴館」梅龍
    • 国立劇場「滝の白糸」撫子
    • 南座 中村吉右衛門「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」
  • 2001年(平成13年)
    • 芸術座 石井ふく子演出 池内淳子「空のかあさま」
    • 新橋演舞場「鶴八鶴次郎」鶴子
  • 2002年(平成14年) - 国立小劇場 英の会「華岡青洲の妻」小陸
  • 2004年(平成16年) - 日本橋公会堂アトリエ新派「ふるあめりかに袖はぬらさじ」亀遊
  • 2005年(平成17年) - 新橋演舞場「京舞」まつ子
  • 2006年(平成18年) - 新橋演舞場「和宮御留」宇多絵
  • 2007年(平成19年) 
    • 日本橋公会堂アトリエ新派「明日の幸福」松崎恵子
    • 巡業公演「牡丹燈籠」お露
  • 2008年(平成20年) - 新橋演舞場「婦系図」河野菅子
  • 2009年(平成21年) - 三越劇場「女の一生」ふみ
  • 2010年(平成22年) - 三越劇場アトリエ新派「浪花女」主演 お千賀
  • 2011年(平成23年) - 三越劇場アトリエ新派「女の一生」布引けい
  • 2012年(平成24年)
    • 三越劇場 山田洋次演出「東京物語」長男の妻・文子
    • 御園座・南座 坂東玉三郎「ふるあめりかに袖はぬらさじ」亀遊
    • 三越劇場花形新派「華岡青洲の妻」加恵
  • 2013年(平成25年) 
    • 新橋演舞場 名作喜劇公演「おやじの女」はつ子
    • 京都 南座 山田洋次演出「東京物語」長男の嫁・文子
  • 2014年(平成26年) - 博品館 菅原謙次17回忌を偲ぶ 自主公演「夕べの幽霊、今朝の女房」
  • 2015年(平成27年)[6]
    • 三越劇場 「寒菊寒牡丹」主演
    • 新橋演舞場 栗山民也演出「もとの黙阿弥」芸者小えん
  • 2016年(平成28年) 
    • 三越劇場「糸桜」ちか
    • 新橋演舞場 喜劇名作公演「名代きつねずし」愛人 河辺すみ子
    • 「単身赴任はチントンシャン」芸者染子
    • 新橋演舞場 大竹しのぶ「三婆」常子
  • 2017年(平成29年)
    • 新橋演舞場 喜劇祭り「四海波より 恋の免許皆伝」お梶
    • 明治座 藤あや子「明治一代女」秀吉
  • 2018年(平成30年) 三越劇場 山田洋次演出「家族はつらいよ」長男の妻・文江
  • 2023年(令和5年) 三越劇場 小津安二郎演出「東京物語」平山文子[7]
  • 2024年(令和6年) 東京芸術劇場 桂佑輔演出「天守物語」[8]

テレビドラマ

[編集]
  • 1991年 フジテレビ「世にも奇妙な物語 長い一日」
  • 1995年 テレビ東京 新春ドラマスペシャル「花のれん」お梅
  • 2001年 TBS「渡る世間は鬼ばかり」第5シリーズ
  • 2003年  東海テレビ 昼ドラマ「愛しき者へ
  • 2005年 NHK  真田広之主演「新半七捕物帳」
  • 2006年 フジテレビ 金曜エンタテイメント 内田康夫 近藤真彦主演 岡部シリーズ「倉敷殺人事件」
  • 2007年 
    • フジテレビ 金曜プレステージ 中村吉右衛門 鬼平犯科帳スペシャル「一本眉」
    • フジテレビ 金曜プレステージ 内田康夫 近藤真彦主演 岡部シリーズ「多摩湖畔殺人事件」
  • 2008年 フジテレビ 金曜プレステージ 内田康夫 近藤真彦主演 岡部シリーズ「十三の墓標」
  • 2009年 TBS 「渡る世間は鬼ばかり」第8シリーズ

映画

[編集]
  • 2014年(平成2年) - 山田洋次監督「小さいおうち」キューレーター役(松竹)

出典

[編集]
  1. ^ oricon. “石原舞子”. 2020年8月12日閲覧。
  2. ^ 歌舞伎美人. “日本俳優協会賞が発表 2006年”. 2020年8月12日閲覧。
  3. ^ narrow.jp. “石原舞子”. 2020年8月12日閲覧。
  4. ^ 御園座. “九月新派公演「家族はつらいよ」2019.9”. 2020年8月12日閲覧。
  5. ^ 日本俳優協会. “第12回 日本俳優協会賞”. 2020年8月12日閲覧。
  6. ^ 浅草寺歳の市. “「浅草寺歳の市に、初春新派公演お目見え」2015”. 2020年8月12日閲覧。
  7. ^ 水谷八重子・波乃久里子らが勢ぞろい、初春新派公演「東京物語」本チラシが到着”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年10月11日). 2023年10月11日閲覧。
  8. ^ “桂佑輔のPRAYが篠井英介とタッグで届ける、“超攻撃型新派劇”「天守物語」”. ステージナタリー (ナターシャ). (2024年5月27日). https://natalie.mu/stage/news/575021 2024年5月27日閲覧。 

外部リンク

[編集]