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石原章弘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石原 章弘(いしはら あきひろ)は日本のコンピュータゲームクリエイター(ゲームデザイナー、ディレクター、プロデューサー)。グッドスマイルカンパニー所属[1]。元バンダイナムコエンターテインメント(1996年-2016年)、Cygames(2016年-2019年)。

経歴

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1996年[2]に企画としてナムコ(在籍中にバンダイナムコゲームス、バンダイナムコエンターテインメントに社名変更)に入社[3]。学生時代はゲームセンターの常連利用者で、ナムコは自身にとって憧れの会社だったため就職活動中に記念として受けたところ採用されたと語る[3]。同期の企画担当者にはミュージシャンの中塚武がいる[4]

入社から最初の10年間はアーケードの開発部門に在籍し[3]、『ジャンピンググルーヴ』、『ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica』、『青春クイズカラフルハイスクール』などの開発に携わる[2]

2005年に稼働を開始した『THE IDOLM@STER』でディレクターを務める。同作は『ドラゴンクロニクル』で使用されたリライタブルカードとタッチパネルを使う特殊筐体を流用する新作アーケードゲームとして開発が進められた[1][2]。複数のディレクターがいたことから、その筆頭である石原は「ディレ1」の通称で知られるようになる[2]。『アイドルマスター』を家庭用ゲーム機に移植するにあたり、コンシューマーゲームの開発部門に異動[3]。10年以上にわたりアイドルマスターシリーズの総合ディレクターを務めた。2016年1月31日にバンダイナムコエンターテインメントを退社[5]

2016年にCygamesに入社。同社とはバンダイナムコエンターテインメント在籍時に『アイドルマスター シンデレラガールズ』を共同で開発していたという縁があった[3]。『ウマ娘 プリティーダービー』プロジェクトのコンテンツプロデューサーに就任し、2018年に放映された同作のTVアニメではシリーズ構成も手掛けた[6]。ゲームアプリ(2021年2月配信開始)リリース前の2019年4月をもってCygamesを退職、ウマ娘コンテンツプロデューサーも退任した[7]

2020年7月にバンダイナムコエンターテインメントの運営するWebサイトに掲載されたインタビュー記事のなかでグッドスマイルカンパニー所属であることが明らかになった[8]

出典

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  1. ^ a b バンダイナムコ知新 第6回 アーケード版『アイドルマスター』誕生秘話【前編】 小山順一朗氏、石原章弘氏、梅木馨氏、深見和佳子氏、三枝芳宏氏、白井崇文氏、坂上陽三氏インタビュー | アソビモット
    バンダイナムコ知新 第6回 アーケード版『アイドルマスター』誕生秘話【中編】 小山順一朗氏、石原章弘氏、梅木馨氏、深見和佳子氏、三枝芳宏氏、白井崇文氏、坂上陽三氏インタビュー | アソビモット
    バンダイナムコ知新 第6回 アーケード版『アイドルマスター』誕生秘話【後編】 小山順一朗氏、石原章弘氏、梅木馨氏、深見和佳子氏、三枝芳宏氏、白井崇文氏、坂上陽三氏インタビュー | アソビモット
  2. ^ a b c d 『アイドルマスター プラチナアルバム』 エンターブレイン、2005年、66ページ。
  3. ^ a b c d e 石原章弘氏、齊藤祐一郎氏、中原顕介氏――サイゲームスで新たな一歩を歩むクリエイターたちにインタビュー(1/3) - ファミ通.com
  4. ^ 実力派アーティストとアイマス、花澤香菜の出会い。中塚武ロングインタビュー - ウェイバックマシン(2016年5月27日アーカイブ分) - WebNewtype
  5. ^ 「アイドルマスター」を応援していただいている皆様へ - THE IDOLM@STER OFFICIAL WEB | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
  6. ^ 『ウマ娘』インタビュー “美少女アニメ“だから出せた最適解とは? - KAI-YOU.net
  7. ^ ウマ娘コンテンツプロデューサー退任のお知らせ | ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイト|Cygames
  8. ^ 『アイマス』誕生秘話のインタビューが公開。小山順一朗氏、石原章弘氏、坂上陽三氏ら初期スタッフが当時を語る - ファミ通.com