知念大成
オイシックス新潟アルビレックスBC #24 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 沖縄県 |
生年月日 | 2000年4月27日(24歳) |
身長 体重 |
181 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2024年 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
知念 大成(ちねん たいせい、2000年4月27日 - )は、沖縄県出身のプロ野球選手(外野手)。左投左打。オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]2歳上の兄が野球をしていたことをきっかけに幼年期からボールに触れていた。小学生時代は学童軟式野球チームのみんとんBBCでプレーし、左投げであることから投手と外野手を兼任した。南城市立玉城中学校の軟式野球部ではバッティング練習のしすぎで肋骨の疲労骨折などの怪我をしてきたものの、県大会優勝を経験している[1]。
沖縄尚学高等学校では最速150km/hに迫る速球を武器に投手として活躍したが、3年間で甲子園大会出場はなかった[2]。1学年上に砂川リチャード、岡留英貴がいた[3]。
高校卒業後は沖縄電力へ入社。1年目の2019年は投手と外野手を兼務し、投手として日本選手権登板を経験[4]。その後は完全に外野手に転向して[5]計5年間在籍したが、「どうしてもプロに行きたい」という思いから、周囲の反対を押し切り2023年オフに退社した[2]。
オイシックス時代
[編集]2023年11月27日、翌2024年からイースタン・リーグに新規参入するオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブへの入団が発表された[6]。背番号は24。
2024年は1年目から外野のレギュラーに定着。特に6月は打率.364、2本塁打と好調で、ファーム月間MVPを受賞した[7]。最終的な打率は.323(この年規定打席到達者ではリーグ唯一の三割打者)で[8]、NPB登録外選手ながらイースタン・リーグ首位打者に輝いた[9][10]。このほか、安打、三塁打もリーグ1位で[11][12]、長打率もリーグ2位を記録する[13]活躍で、複数球団から調査書が届いた[14]が、指名には至らなかった[15]。
選手としての特徴
[編集]50mは5秒8の俊足、投手として最速151km/hを計測した強肩、打球速度が最速176km/hといった身体能力の持ち主[4][16]。思い切りのいいスイングが魅力[4]。走塁面はオイシックス監督の橋上秀樹より、「今は走塁にしてもイチかバチかになってしまう、いい時はいいけど、悪い時はその反対」と指摘されているが、外野守備は「見えないファインプレーも多いんですよ。外野手としては理想的な走り方をしていますし」と高く評価されている[16]。
人物
[編集]ニックネームは「ハッスルシーサー」[14]。好きな食べ物は天ぷら、ちんすこう[14]。
詳細情報
[編集]タイトル
[編集]- イースタン・リーグ首位打者賞:1回(2024年[17])
背番号
[編集]- 24(2024年 - )
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “知念 大成(沖縄尚学)「秋の状態を取り戻し、夏は100%の状態で頂点に立つ!」”. ライブドアニュース(高校野球ドットコム) (2018年6月13日). 2024年10月10日閲覧。
- ^ a b “「10人いたら10人反対」超安定企業を辞め2軍球団へ オイシックス知念大成の熱すぎる思い「ドラフト30位でも…」”. THE ANSWER スポーツ文化・育成&総合ニュース・コラム (2024年6月26日). 2024年9月3日閲覧。
- ^ “プロ野球に65年ぶりの新球団が誕生!“超低空”のアンダースローや準硬式出身の「異色右腕」にスカウト陣が大注目(2ページ目)”. デイリー新潮 (2024年1月14日). 2024年9月3日閲覧。
- ^ a b c “知念大成(オイシックス新潟アルビレックスBC) | プロフィール・成績・速報・ドラフト・ニュースなど選手情報”. 週刊ベースボールONLINE. 2024年10月2日閲覧。
- ^ “知念 大成-選手プロフィール”. 一球速報.com. OmyuTech. 2024年10月2日閲覧。
- ^ “新入団選手のお知らせ | ニュース”. オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ. 2024年8月30日閲覧。
- ^ 一般社団法人日本野球機構. “2024年6月度「スカパー!ファーム月間MVP賞」受賞選手 | 2024年 表彰選手”. NPB.jp 日本野球機構. 2024年8月30日閲覧。
- ^ “2024年度 イースタン・リーグ 【打率】 リーダーズ(打撃部門)”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年9月30日閲覧。
- ^ “イースタン・リーグが全日程終了”. NPB.jp. 日本野球機構 (2024年9月29日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ 「今季からファーム新規参加2球団は最下位もオイシックス知念大成は首位打者…ドラフト指名あるか」『日刊スポーツ』2024年9月29日。2024年9月30日閲覧。
- ^ “2024年度 イースタン・リーグ 【安打】 リーダーズ(打撃部門)”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年9月30日閲覧。
- ^ “2024年度 イースタン・リーグ 【三塁打】 リーダーズ(打撃部門)”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年9月30日閲覧。
- ^ “2024年度 イースタン・リーグ 【長打率】 リーダーズ(打撃部門)”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年9月30日閲覧。
- ^ a b c 小林忠「【オイシックス】プロ注目の知念大成が本拠地最終戦で4打数2安打「深く知ることができている」」『日刊スポーツ』2024年9月25日。2024年9月30日閲覧。
- ^ 羽鳥慶太 (2024年10月25日). “2軍のタイトルホルダーに「指名漏れ」続出の謎 実力証明の裏で失う“1年”異色経歴の選手に大きな壁”. THE ANSWER. p. 1. 2024年10月25日閲覧。
- ^ a b 羽鳥慶太 (2024年6月26日). “「10人いたら10人反対」超安定企業を辞め2軍球団へ オイシックス知念大成の熱すぎる思い「ドラフト30位でも…」”. THE ANSWER. p. 2. 2024年10月2日閲覧。
- ^ “イースタン・リーグ表彰 | 2024年 表彰選手”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年9月30日閲覧。