矢野正浩
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矢野 正浩 Tadahiro Yano | |
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出身地 | 日本 兵庫県神戸市長田区駒ヶ林 |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1994年 - |
共同作業者 | アンサンブル神戸 |
矢野 正浩(やの ただひろ)は、日本の指揮者、フルート奏者。室内オーケストラ「アンサンブル神戸」の設立者で、楽団を運営する公益社団法人理事長を務める。
来歴
[編集]両親の反対を押し切る形で音楽家を志した[1]。武蔵野音楽大学を卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム大学とトロッシンゲン音楽大学大学院を修了した[2]。その後、フィルハーモニシェスオーケストラ・シュトゥットガルトのメンバーとして活動した。1994年にフィンランドの「ヨエンスウ市立管弦楽団」の首席フルート奏者として入団[2]。
日本への帰国直後に阪神・淡路大震災に遭遇し、同年8月に西山記念会館で知遇のあるドイツ人ホルン奏者を招いた演奏会を開いたところ満席となった反応を見て、自身も声をかけた音楽家とともに被災地での出張演奏を実施した[2]。
1996年からは室内オーケストラ「アンサンブル神戸」の指揮者として活動し、また2001年「神戸21世紀混声合唱団」指揮者に就任。
2007年には「名曲リサイタル」に出演した。このほか、ムラマツ・フルート・レッスンセンターで講師を務める。
受賞・表彰
[編集]- 1998年 - 第2回松方ホール音楽賞管楽器部門大賞[3]
- 2008年度神戸市文化奨励賞[4]
- 2013年 - 第2回KOBE ART AWARD 優秀賞(名義は「アンサンブル神戸(矢野正浩)」)[5]
- 2020年 - 神戸市文化賞[4]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 矢野正浩 (2022年1月17日). “追悼の演奏いまも アンサンブル神戸の四半世紀 阪神大震災機に室内楽団設立、記憶風化させぬとの思い胸に”. 日本経済新聞. 2024年1月6日閲覧。
- ^ a b c 音楽のあるまち 神戸をクラシック音楽が溢れるまちに! - 『月刊神戸っ子』2017年10月号
- ^ 松方ホール音楽賞 受賞者(第1~5回) (PDF) - 神戸新聞松方ホール
- ^ a b 過去の受賞者一覧 - 神戸市(文化功労者表彰(文化賞・文化奨励賞・文化活動功労賞)
- ^ KOBE ART AWARD - 神戸文化支援基金